浅草橋 久(きゅう)

2018.12.01 Sat  浅草橋

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焼きカレーのストーンは並んで待っている人が多いので、食事を終えたら早々に店を出て場所移動。浅草橋駅高架下の喫茶店「久」に入りました。外観を撮っていたら、ご一緒した方に「ここは撮らなくてもいいでしょう」と言われたのですが、こういうお店が好きなんですよね。昭和な感じがなかなかいい雰囲気でテンションが上がります。で、確かに、後で検索したら食べログへの投稿は3件のみしかありませんでした。

食事の前に失礼してついつい写真を撮る。私の周りはいい迷惑をしていると思うんですが、ところでレストランで写真を撮ってブログやSNSに投稿するのって一体何時の時代からなのだろう。時々やめたい気もするけど、やはり、やめられない。

お店に入ると分煙どころか全席喫煙です。今どき珍しいですよね。燻されるのが嫌なので、いつもなら、即出ようと思うのですが、「こういう時代あったな」なんて思いながら楽しんでいました。お客さんは年齢層高め。コーヒーのお供には、タバコ、新聞、本が似合うお店。わざわざ写真に記録する人も居ないし、凄く落ち着く。壁がヤニで黄ばんでいるのがまたいい。

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コーヒーは十分いただいたので、デザートを2種類注文して、二人でシェアすることにしました。このお店に似合うチョイスをということで、昔ながらのチョコレートパフェをオーダー。クリームはねっとりと硬いです。クリームは軽くてふわっとしたのが流行りでしょ。この味、懐かしいな。流行りにのっていないのがよい。

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コーヒーゼリーはほぼ甘さ無し。硬いクリームにバニラアイス、そしてカラースプレー。コーヒーフレッシュをかけていただきました。こちらも時代に左右されていない味。激的に美味しいのではなくて、ほっとする味。デザートの盛り付けにブレがあるところ、この落ち着いた雰囲気、昔ながらの喫茶店ていいですね。この場合に於いて、タバコの煙も許せる。楽しいひとときを過ごしました。有難うございました。

■店名:久
■住所:東京都台東区柳橋1-19-7
■電話:03-3861-9876

和倉温泉 TEA ROOM BE:BONE(ビボーン)

2017.12.23 Sat  和倉温泉

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石川県和倉温泉にある有名旅館「加賀屋」の最寄り駅であるJR和倉温泉。
駅前は旅館の送迎バスが目立つだけで、飲食店もおみやげ屋さんもほとんどありません。
そんな和倉駅前に唯一ある喫茶店「ビ・ボーン」で電車が来るまでお茶をしました。
「ビジネスホテル 和倉サンライズ」の1階にあります。

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昭和を感じるレトロな椅子。

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コーヒーはサイフォンで淹れてくれます。

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ゆったりとした窓際のソファ席で、くつろぎました。

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この雰囲気に合う、クリームソーダを注文しました。
カフェにはない、喫茶店ならではのメニュー。
昭和にタイムスリップした気分を味わいました。

●店名:ビ・ボーン
●住所:石川県七尾市和倉町温泉駅前
●電話: 0767-62-2081

芦原温泉 珈琲専科 アンディ

2017.12.21 Thu  芦原温泉

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福井県芦原温泉駅前に唯一残る喫茶店「アンディ」に行って来ました。アンディの創業は何年なのかはっきりとしたことは分かりませんが、個人経営の純喫茶が流行った1960年代後半から1970年代と推測します。当時駅前には喫茶店が7軒あったそうです。現在では「アンディ」だけが残っています。

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昭和レトロな食品サンプル。懐かしいメニューに心踊ります。

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奥の席に座りました。灰皿が置いてあります。店内は喫煙可。

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入った時から、何を注文するかは決めていました。こちらのお店に似合うチョコレートパフェを。マスターが注文を取りに来たとき、「もちろんチョコレートパフェ!」という顔で注文をしたら、マスターは珈琲を注文すると思っていたのでしょう。驚いた顔で「パフェ!?パフェは久し振りに作るから大丈夫かな。腕がなるな」と笑っていました。あまり出ないメニューを作っていただくのは気が引けたので、違う物へ変更しようと思いましたが「パフェと言えばあなたの出番ね!」と奥様が一言。マスターはどこか嬉し気にパフェを作り始めました。

面倒な注文をしたとき、明らかに嫌な態度を取る店員さんに出くわすことがあります。今日パフェを注文したとき不意を突かれたようにびっくりされましたが、嫌な感じは一切なく。この差は一体何だろうか。

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何十年も一緒にお店に立っている、仲睦まじくチャーミングなお二人。

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カウンターに吊るしてあるランプシェードは、ウミガメの甲羅でできています。今は禁じられているのでとても貴重。

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マスター渾身のチョコレートパフェ 650円。うさぎの耳がちょっとちぎれているところはご愛嬌ということで。幼い頃に食べたチョコレートパフェの記憶がよみがえります。

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ずっとここにあり続けて欲しい、素敵な喫茶店でした。

店名:アンディ
住所:福井県あわら市春宮1-11-52
電話:0776-73-0190

南千住 カフェ・バッハ

2016.05.14 Sat  南千住

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近年流行しているスペシャリティーコーヒーは、名店「カフェ・バッハ」を知らずして語れないと思います。
カフェ・バッハは、自家焙煎の礎を築いた田口護氏が手がけるお店です。

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最寄駅は南千住。都内屈指のスラム街にカフェ・バッハはあります。
日雇い労働者の宿が軒を連ね、路上で寝転んでいる人々にも出くわしました。
なぜこんなところにと思うのですが、谷中は、店主夫人、文子さんの地元です。
この街で、正しいよいコーヒーを提供するお店を1968年(昭和43年)にご夫婦でスタートされました。

「正しいよいコーヒー」の条件は、
1)欠点豆がハンドピックによって取り除かれているもの
2)焙煎したての「新鮮」なもの
3)「煎りムラ」や「芯残り」のない適正な焙煎が施されているもの

総勢15名のスタッフで、月に6トンの生豆を選別。
海外からのファンも多く、小売りで焙煎豆を月間3トン販売しています。

メニューは、常時25種類。そのうちブレンドが4種類。
メニュー表は、浅煎りから深煎りまで、煎り加減の順に並んでいるので選び易いです。

カフェ・バッハは、ブルーボトルコーヒーの創業者ジェームス・フリーマン(James Freeman)氏が
何度も通い詰めたことで有名ですが、全国には、田口氏の弟子が多数いらっしゃるようです。
田口氏の弟子である特徴の一つに、コーヒー豆をガラス瓶に入れて陳列する方法があります。
「珈琲店なのになぜ豆を見せないで、コーヒーカップを飾るのか」という疑問から、このスタイルに。
以来弟子もこの方法を用いりますが、最近は弟子でなくても流行っているので、弟子かどうか
分からなくなってしまったけれどとお話していました。

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写真は、糸島Petani coffee(ペタニコーヒー)。
最近、このスタイルが主流になってきていると思います。

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さて、注文したのは、ブラジル 570円。
メニュー表では3番目に浅煎りで、酸味が無く、癖が無く、飲み易い味。
コーヒーはバッハ独自のドリッパーを用いて、カウンターで1杯ずつペーパードリップ抽出。
熟練スタッフが丁寧に美味しく淹れてくれます。
店内は、手前がテーブル席で、奥がカウンター席、計36席です。
初めて訪問される方は是非カウンター席を。

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友人が注文したニカラグア 570円は、メニュー表では7番目に浅煎りのコーヒー。やや酸味あり。

コーヒーに合わせて、ケーキを注文しました。
カフェ・バッハで提供しているケーキは店舗2階にあるアトリエで毎日作られます。
売れる分だけ丁寧に作り、デッドストックがなく、
評判のケーキはすぐ売り切るので、ケーキ一つでも電話で取り置きすることが可能です。
製菓部門は、コーヒーで成功したことを土台に1990年からスタートしました。
コーヒー同様に、「丁寧で手抜きのない、よい材料を使った、正しいよいケーキ」がコンセプト。

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チョコレートケーキ 430円

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フランクフルター・クランツ 440円

諄さの無いバタークリームで美味しかったです。

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注文したコーヒーやケーキは撮影可ですが、店内撮影NGです。

焙煎豆は、100g単位で販売しています。ブラジル 100g/680円を購入して帰りました。
注文すると2階から持ってきて下さいますので、少し待ちます。
コーヒーをいただいている途中で、予め伝えておくのがスムーズでしょう。

●自家焙煎珈琲の店 カフェ・バッハ
●所在地:東京都台東区日本堤1-23-9
●電話番号:03-3875-2669
●営業時間:8:30~21:00
●定休日:金曜日

石川町 喫茶 エレーナ

2016.03.11 Fri  石川町

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山手の丘にある喫茶店「エレーナ」を訪問しました。
喫茶店と言っても小綺麗な店内はカフェ、或いはレストランのような空間。
創業は昭和50年。駅からは距離もありますが、駐車場もありゆったり過ごすことができます。

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窓側の席からは、横浜市街が一望できます。晴れた日は気持ちの良い眺めです。

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エリーナのファンだったイラストレーター柳原良平さんのサインがいくつも飾られていました。

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注文したのは、アールグレイ ホット (680円)
ブレンドコーヒー ゴールデンキャメル (580円)

珈琲は挽き立ての豆を、ハンドドリップで淹れてくれます。
紅茶は時期によって茶葉を変えているようです。美味しくいただきました。

ほとんどのテーブルで注文されているのが季節のパフェセット (1,230円)
昔ながらのまじめなパフェといった様子。丁寧に作られているケーキも人気です。
スイーツを注文すべきでしたが、胃袋に余裕がなく、失敗しました。

●店名:エレーナ
●住所:神奈川県横浜市中区山手町24
●営業時間:8:30~21:00(モーニング 8:30〜11:00)
●定休日:水曜
●電話:045-662-2723

関内 馬車道十番館

2014.03.03 Mon  

十番館1わだつみを後にして、甘いものが食べたいなと、わだつみから50m程先にある馬車道十番館へ行きました。
喫茶店と売店は夜10時まで開店しているので便利です。

この場所はガス事業の創始者、高島嘉右衛門家の旧跡。
趣ある建物は、明治初期の建築様式を再現し、明治100年を記念して1968年に建てられたもの。
1階が喫茶室、2階が英国風酒場(バー)、3階がフレンチレストラン。
今は引退されていますが、伝説のバーテンダー金山二郎氏がいらしたお店です。

今日は1階の喫茶店でお茶とケーキをいただくことに。

十番館7 (2)お店のリーフレット

十番館7

レトロな雰囲気の店内。
天井が吹き抜けのように高く、ファンがゆっくりとまわっています。
鮮やかなステンドグラスと、アンティーク調の家具が落ち着いた雰囲気を醸し、
静かに音楽の流れる店内は心落ち着く純喫茶の趣。

オリジナル・ブレンド・コーヒー(477円)と十番館オリジナル・ティー(477円)とケーキを注文しました。
コーヒーは少し酸味が強い印象。
添えてあるのはミルクではなく、無糖のホイップクリーム。
マイルドな味わいを楽しみます。
コーヒーは、昔はお代わりできたそうですが、今はお代わりできませんので予め。
オリジナルティーは、アッサム主体のブレンドティー。ミルクかレモンと一緒に。

十番館6オリジナルティーとラムボール

十番館2サバラン
十番館3ショートケーキ
十番館4チョコレートケーキ

店名:馬車道十番館
住所:神奈川県横浜市中区常盤町5-67
電話:045-651-2621
営業時間:レストラン11:00AM~10:00PM 喫茶・売店10:00AM~10:00PM バー 4:00PM~11:00PM
定休日:年末年始

新宿 BERG (ベルク)

2011.02.15 Tue  

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新宿BERG(ベルク)にて朝食。
至福のひととき
新宿東口改札を左に出て、地下通路からやや引っ込んだすごくわかり辛い場所にあります。
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こちらが知る人ぞ知る、隠れた名店ベルク
コーヒー1杯210円
生ビール1杯315円
ホットドック1本304円
という大衆価格にも関わらず、その食材のこだわりようは一流。
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ベーシックなメニューだが、
コーヒーソムリエ、パン職人、ソーセージ職人、
それぞれジャンルのプロフェッショナルがつくっている。
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とにかく、こちらのコーヒーは甘みがあり、後味がすっきりとしている。
それが210円という低価格で提供されている。
コーヒーのこだわりについて詳細が書かれたリーフレット
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ベルクは、この場所で40年近く営業しており、喫茶業態になってからは20年になる。
場所は、新宿地下通路位置するが、管轄はルミネに属する。
6年前にビルのオーナーがマルイシティからルミネ(JR子会社)に変わり、
ルミネ側から再三立ち退きを迫られているが、
(詳しくはベルク通信をご覧ください)
なんと1万5千人もの営業継続を求める署名が集まり、現在に至っている。
そんな伝説的な、熱狂的なファンの多いお店なのです。
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注文はカウンター越しに、前払いで。
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モーニングサービスプレート 472円(コーヒー付)
天然酵母トースト、ポテトサラダ、コーン、マイスターポーク、卵半分(自然卵)、コーヒー
一品一品素晴らしが、なによりこのプレート、全体的な味のバランスが非常によい。
拘り変わらず、この地でずっと営業を続けていただきたいです。
ベルクの4コマ漫画ツボでした。
●店名:BERG(ベルク)
●住所:東京都新宿区新宿3-38-1 ルミネエスト新宿 SHUN/KAN B1F
●電話:03-3226-1288
●営業時間:07:00~23:00(L.O.)

浅草 喫茶店 天国

2010.12.01 Wed  浅草


浅草の『喫茶店天国』で一休み。
浅草六区通りと伝法院通り、グリーンロードが交わる五叉路から直ぐの
六区通り側にあります。
ホットドックの老舗『ジロー』の跡地に出来たお店で
ホットドックとホットケーキが自慢の品。
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15席の小さなお店。
BGMはブルーライト横浜♪です。
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『プレーンホットドック』350円。
特注パンと特大ソーセージを使用。
パンは甘味がある。
ソーセージは噛むと皮がパリッ。
中も歯ごたえがある、ジューシー。
注文を受けてから焼くので、しばし待つこと10分あまり
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『ホットケーキセット』900円。
(単品では500円)
大判焼きの大きさです。
the ホットケーキ!と云った感じ。
the ホットケーキとは、正確に表現すると、自宅で作ったホットケーキのような、
牛乳などの飲み物がないと水分を全部持っていかれるので、つらい。
最近、パンケーキ流行ってますね。
で、ホットケーキとパンケーキの違いって一体なんなんでしょうか?
『ホットケーキとパンケーキは基本的に呼び名が違うだけで同じものとされています。
日本ではホットケーキ、外国ではパンケーキ。
パンケーキのパンというのはフライパンのパンで、
これはフライパンで作るケーキといった意味合いがあると言われています。
そもそもホットケーキの名前の由来は、
パン(鍋)で焼くケーキだからパンケーキなのですが、
昭和32年ホットケーキの素(ホットケーキミックス)を発売した森永の社長が
「温かいケーキだから、ホットケーキ」と名付けたことが始まりとされています。
まだオーブンが一般的でなかった日本の家庭でフライパンで焼けるケーキは、
またたく間に日本中に広がり、森永のパッケージの写真のスタイル=ホットケーキと定着します。
そしてそのまま日本でホットケーキミックスが浸透し、名前も同じくホットケーキが浸透したといわれています。
また、ホットケーキは分厚く、パンケーキは薄く柔らかいもの、と捉えている人も多くいます。』
たっぷりメープルシロップをかけて・・・
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ひたひたになるぐらいが好み。
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●店名:喫茶店天国
●住所:東京都台東区浅草1-41-9
●電話:03-5828-0591
●営業時間:12:00~18:30
●定休日:火曜

野毛 ちぐさ closing party at Hana*Hana

2010.10.17 Sun  桜木町

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2007年に73年の歴史に幕を下ろした横浜・野毛の老舗ジャズ喫茶「ちぐさ」が
Hana*Hanaに10日間限定で復元された。
「ちぐさ」は昭和8年(1933年)に開店した日本最古と云われるジャズ喫茶
1994年オーナーの吉田衛氏が亡くなり、常連客などが営業を続けたが、
周辺の開発計画、後続者がなく2007年1月31日に閉店した。
その後吉田氏の資料は横浜市中央図書館に預けられたが、
今年3月末に保管期限を迎え、この度「野毛地区街づくり会」へ寄贈され、「ちぐさアーカイーブプロジェクト」が発足。
プロジェクトは、これらを生かし、「ちぐさ」を野毛地区の文化資源として、次世代に繋げていくこと。

(さらに…)