武蔵新田 南印度ダイニング ポンディバワン PondyBhavan

2018.12.02 Sun Eating place, 武蔵新田

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武蔵新田駅はアントニーさんのお店がなかったらきっと利用していなかっただろうな。駅を降りて311号線沿いにある南インド料理「ポンディバワン」へ。

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近隣にオフィスビルがある訳でも無いのに、どこから人が集まってくるのだろう。お店を出店するときは立地が大事。でも美味しいものを提供していれば少々アクセスが悪い場所でも人は集まるものです。ポンディバワンは南インドタミルナドゥ州ポンディチェリー出身のシェフ アントニーと同郷の料理人たちが本場の南インド料理を提供してくれるお店。

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私がこちらのお店を気に入っているのは、インド伝統医学アーユルヴェーダに基づいて、食材やスパイスを調合した薬膳カレーを提供してくれるところ。アントニーさんが十数年前に勤めていた日比谷シャンテひつじや時代も大分お世話になりました。店内入口には「医食同源」の看板。

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今日はご一緒した方の誕生日ということで南インドで特別な日に食べるミールスを予約していました。通常のランチは1,000円前後。このナンのおかわりの張り紙いいなと思って。ランチタイムにナンをおかわりできるお店は多いと思いますが、量が微妙に多いんですよね。それで胃は厳しいけど残すと悪いから食べ過ぎてしまう。おかわりするときにサイズが指定できれば食べ過ぎも無駄も防げます。

ポンディバワンへはいつも夜に伺っていましたが、夜に重たいものを食べると胃がくたびるので、午前中で仕事を切り上げ、ゆっくりと存分にランチを楽しむことにしました。

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スペシャルミールスは、セレモニーなど特別な日にいただく料理で、バナナリーフの上にライスと数種類のカレー、お惣菜を盛り付けます。バナナリーフの上にアントニーさんが一品ずつサーブしてテーブルの上で完成。

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ラム・ミールス 3,300円
ラムカレー2種、ラッサムスープ(トマトベースにタマリンドの酸味を加えたスープ)、ラムチョップ、シークカバブ、ラムトック(焼きラムの野菜煮込み)
プリィエル(野菜炒め)、クートゥ(野菜の煮込み)、プーリィ(揚げパン)、チャトニ(人参ベースのタレ)、ウルカイ(ピクルス)、パパド(豆せんべい)、ライス、デザート、チャイ  ※ライスは+250円でバスマティライス(インド米)に変更

今回はラムにしましたが、ベジ、シーフードもあって、シーフードもおすすめとのこと。次はシーフードにしましょう。

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ミールスは予約なしで、2名様より(1人で注文の場合は+250円)。

食後は名物のチャイ。ミルクとインドの紅茶に、身体を温める効果がある生姜、消化を助けてくれて鎮静作用があるカルダモンを潰して煮立たせ濾したもの。

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空気に触れさせて冷ましつつ、アロマ効果を高めています。

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筒状の器から表面積が広い浅い器に移してアロマを楽しみながらいただきます。

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インドではポピュラーな豆のお菓子ブンディラドゥ。本来は覚めるような甘さがあるのですが、こちらのは甘さがかなり抑えられ日本仕様に。提供されるカレーは現地と同じスパイスを用いますが、辛味だけは抑えられています。

お誕生日おめでとうございます。今年もご一緒出来嬉しかったです。来年も一緒に行きましょう。

■店名:南印度ダイニング ポンディバワン
■住所:東京都大田区矢口1-7-9
■電話:03-6715-2888
■営業時間:
11:00~15:00 (L.O 15:00)
17:30~23:00 (L.O 22:30)
■定休日:第2・4火曜日(祝日祭日は翌日振替)

武蔵新田 南印度ダイニング ポンディバワン PondyBhavan

2014.12.28 Sun Eating place, 武蔵新田

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武蔵新田駅下車徒歩1分。昭和の風景が漂う、武蔵新田商店街を抜けて直ぐの横断歩道を渡ると国道311号線沿いにお店があります。

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南インド タミルナドゥ州ポンディチェリー出身のシェフ、アントニーと同郷の料理人たちが、本場の南インド料理を提供してくれるポンディバワン。店名のポンディバワンとは、「ポンディのおうちへようこそ」という意味です。オーナーシェフのアントニーとの出逢いはかれこれ10年程前。日比谷シャンテにある"ひつじや"でアントニーが働いており、体調を崩すとよく、身体が温まる薬膳カレーを食べに行きました。

薬膳というと中医学や漢方のイメージがありますが、インドの伝統医学アーユルヴェーダでも薬膳を用います。食材やスパイスの調合をして、身体を整えてくれます。南インド料理は、米飯が主食で、乳製品よりもココナッツミルクを使います。油もギー(バターなどの乳脂肪)よりもマスタードオイル、胡麻油が多く使われます。菜食主義者が多い為、野菜や豆の料理が発達しているのも特徴。お腹いっぱい食べても、ヘルシーで身体に負担が掛からない優しい料理です。

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パパド 150円
食前にパパドを注文。パパドは、豆粉のせんべいです。消化を助ける働きがあるので、お酒のつまみにオススメです。薄くてパリパリして、少量スパイスと塩味が癖になる味。

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ハーブサラダ 800円

角切り野菜、チャナ(ひよこ豆)、バジル、セージを数種類のスパイスとオリーブオイルで和えたサラダ。

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パロタ セット 1,000円

ナンを鉄板で美味しく焼くのに、試行錯誤を繰り返した結果、誕生したのがパロタだそうです。ナンは生地を伸ばしてタンドールに貼り付けて焼きますが、パロタは、スコーンやパイ生地のように、何度も折り畳み丸めて成型してから、鉄板で焼きます。また、ナンは焼いてからギー(バター)を塗りますが、パロタは焼く前からバターを塗りますので、焼き上がりも柔らかくしっとりとしています。チャナカレー(ひよこ豆のカレー)と共にいただきます。

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ラムチョップ 900円/2本

これは、シェフの得意料理の一つ。ひつじや時代にも薬膳カレーと共に毎度注文していました。お肉は得意な方ではありませんが、これは別。ラム特有の臭みが無く、ラムが苦手だった人も好きになる味だと思います。骨付きの大きなラムを特製のタレに長時間浸けて寝かせ、備長炭で焼き上げています。臭みなく、肉質が柔らかく、ジューシー。

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フライドライス 1,000円
お米を主食とするタミル族に古くから伝わる料理で、これが炒飯の語源のようです。今日は生憎日本米での提供となりましたが、本来は、パラパラしているバスマティ(インディカ米)を用いて、野菜やチキン、スパイスを加えてサッと炒めた料理です。ラッサムスープと共にいただきます。
ラッサムとは、南インドで日常的に飲まれているスープの一つで、トマト、タマリンドなどを黒胡椒やニンニクで味付けして煮たもの。辛味と酸味が強いのが特徴。タミル語でジュースを意味します。

ミールス(南インドの定食)の形で供されることが多く、白飯にかけたり、ティファン(軽食)と共に口にします。トマトがメインなら「トマトラッサム」、生姜を多めに使うと「ジンジャーラッサム」、ニンニクを効かせれば「ガーリックラッサム」と呼びます。

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名物のチャイ
ミルクとインドの紅茶に、潰した生姜とカルダモンを入れて煮たたせ、濾したものです。生姜は身体の奥から温め、冬は保温、夏は発汗と代謝を促します。カルダモンは消化、鎮静作用があり、食後に胃を落ち着かせ、気分も癒されます。根の部分には解熱効果もあります。

シェフがテーブルでパフォーマンスしてくれます。空気に触れさせて冷まし、アロマ効果を高めた後に提供されます。

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筒状の器と浅い器がありますが、浅い方に移して頂きます。表面積が広い方がアロマ効果がある湯気をたくさん受け取れるので、アロマの香りを楽しみながら。身体に優しい、よいお食事でした。Julian、Alexご馳走様。

●店名:南印度ダイニング ポンディバワン
●住所:東京都大田区矢口1-7-9
●電話:03-6715-2888
●営業時間:
11:00~15:00 (L.O.平日14:30 土日祭15:00)
17:30~23:00 (L.O.平日22:00 土日祭22:30)
●定休日:第2・4火曜日