広尾 IL TEATRINO DA SALONE(イル・テアトリーノ・ダ・サローネ)‏

2015.10.26 Mon  広尾

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東京メトロ日比谷線広尾駅から徒歩10分。
六本木通り南側の裏路地にあるビルの地下1階、8席のカウンターがメインのリストランテ
IL TEATRINO DA SALONE(イル・テアトリーノ・ダ・サローネ)」へランチで訪問しました。

こちらは横浜の「SALONE2007」や渋谷の「BIODENAMICO」などを手掛ける
有限会社ジュン・アンド・タンが運営するお店。なかなか予約が取れないお店としても有名。

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店名の「テアトリーノ」は、小さな劇場という意味。
8席のカウンター席を舞台に、芝居を見るように、或いは、
ゲストが登場人物のように食事の時間を楽しむというコンセプトです。
カウンターの他には、テーブル4席、個室1部屋。

オープンは、2010年5月18日。
以来今回が4度目の訪問になりますが、今年8月に一部内装をリニューアルし、メニューも一新。
コースは月替わりの1コースのみで、ランチ・ディナー共に同じ内容。
ディナーは12,000円/10皿(税・サービス料別途)、ランチは価格据え置きの8,500円になりました。

新たに就任したのは、岡野裕太シェフ。
1986年、大阪府生まれ。2009年、22歳で渡伊。
イタリア料理の伝統と再構築(クチーナ・クレアティーヴァ)を身に着け、
2013年に帰国後「QUINTOCANTO(クイントカント)」のスーシェフを務め、2015年5月より現職。
総料理長は、髙見博史シェフ。

個室の奥にはワインセラーがあり、ワインの種類も豊富です。
アルコールを控えているので、ノンアルコールの葡萄ジュース「ファルツァー トラウベンザフト 赤」で乾杯。
醸造用の葡萄で造られており、濃厚でワインに近い味わい。

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一皿一皿、シェフが説明して下さいますが、聞き慣れないカタカナ語ばかり。
食材や料理の内容について、説明を入れていきたいと思います。

IL TEATRINO DA SALONE_20150912_19石の上に乗せられた前菜。

Cannolo
カンノーロ
シチリア伝統菓子。小麦粉ベースの生地を薄く伸ばし、正方形に切ってから金属製の円筒に巻き付け、
低温の植物油かラードで筒状に揚げた皮の中に甘みをつけたリコッタチーズなどを入れたお菓子。

Cips di alghe
海藻チップス
ナポリの名物ゼッポリーニ(海藻のフリット)のアレンジ。
ゼッポリーニとは、ピッツァ生地に海藻を入れ、発酵させて油で揚げるナポリの郷土料理。

Fritto di due formaggi
プロヴォローネとグラナパダーノ
2種類のチーズのコロッケ。
プロヴォローネは、ナポリ原産の牛乳を原料とする超硬質のチーズ。
グラナパダーノは、イタリア北部原産の牛乳を原料とするボロボロ粒状に崩れるチーズ。
(パルミジャーノ・レッジャーノよりも熟成期間が短い分、塩分濃度は低い。)

斬新な盛り付け。
イタリアの伝統料理にアレンジを利かせ、オリジナリティに溢れています。

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Carciofi alla brace
カルチョーフィ アッラ ブラーチェ
イタリア産アーティチョークの炭火焼。
アンティチョークをくり抜き、中に、ニンニク、イタリアンパセリ、ペコリーノ・ロマーノなどを詰めて
炭火で焼き上げています。

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イタリア産のアンティチョークに拘るのは、香りが独特だから。
自然の持つ力強い味わいを存分に味わうことができる。
手掴みで、先端の部分だけ口へ。
岡田シェフがイタリア修行中、まかないのおつまみで食べてきた味をアレンジしたメニュー。

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Totano,Cavolfiore schiuma di limone
スルメイカ カリフラワー レモン
レモンにサポニンを加えエスプーマで泡状にしたソースが掛かっています。

どの料理も大きな器で提供され、器をキャンパスにして描かれており、芸術的です。

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Cotoletta di rana,salsa all`aglio e crema di pecorino e prezzemolo
カエルのコトレッタ
カエルのカツレツです。
食感は鶏のささみに似ていますが、身は少なく、独特の風味があります。

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coda di rospo scottato,conchiglie in porchetta e salsa zafferano
アンコウ つぶ貝ポルケッタ サフラン
ポルケッタとは、ローマ料理で、ハーブとニンニクで香をきかせた豚の丸焼きですが、
つぶ貝でアレンジしています。
白いんげん豆のピュレ、ポレンタ(コーンミールを粥状に煮たイタリア料理)とサフランソース
トッピングは、ポレンタチップス。

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器に残った美味しいソースは、パンですくってお皿を綺麗に。

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Linguine mantecato con pesto di pistacchio,gambero rosso e arancia
赤海老のリングイネ ピスタチオ
リングイネ(細く平たい麺)のパスタ
ピスタチオのペーストとオレンジゼスト(オレンジの皮のすりおろし)の香が鼻を通り、
太陽の日差しを感じます。

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Fagottini,Rucola,gorgonzola e speck
ファゴッティーニ ルッコラ ゴルゴンゾーラ
ファゴッティーニとは、小さな包みという名の、四角形の詰め物パスタです。
ジャガイモとマスカルポーネのソピエーノ(詰め物)。
ソースは、ゴルゴンゾーラクリームにルッコラのサルサ。
トッピングは、パルメジャーノクロッカンテ(クロッカンテとは、フランス語で、カリカリっとした心地よい歯ごたえという意味)、スペック(生ハムの燻製)

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Zuppa di pesce
ズッパディ ペッシエ
南イタリアの郷土料理、漁師のごった煮スープ。

もともとは漁師料理で、魚介類を鍋に入れ、トマトと白ワインで煮るだけのシンプルなスープですが、
旨味を引き出す為、魚のブロード、イカスミなど5種類を別々に煮出した後、
最後に煮出したスープを集約させることで濃厚な魚介スープに。赤ビネガーの酸味も特徴です。

月替わりのコースですが、必ずコースに入る岡田シェフのスペシャリテ。

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Petto di anatra arrosto,porcini e pan brioche
シャラン鴨 ポルチーニ ブリオッシュ
ここまで華やかな料理をいただきましたが、全てはこの鴨にもっていかれました。
鴨肉独特の血の味があるのですが、臭みが無く、お肉の芯まで塩分がまんべんなく感じられ、とってもジューシー。
通常お肉を調理する際、旨味が外に逃げないよう、塩は直前にふりますが、
塩をふった後、真空パックし、全体に塩分をまわすそうです。

(formaggio お好きなチーズを3種類 +1,500円)
日々変わる、豊富なチーズから3種類選ぶことができますが、
コース料理が盛りだくさんの為、チーズはスキップしました。

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Mojito
モヒート グラニテ

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Variazione di castagna,meringa al rosmarino e gelato all uvetta e rum
栗 ローズマリー ラムレーズン
ローズマリーメレンゲ、パンナコッタ、ラムレーズンジェラート、栗のムース

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Piccola pasticceria e caffe o te
トルタカプレーゼ コーヒー、紅茶、ハーブティ

トルタカプレーゼは、小麦粉を使用しないグルテンフリーのチョコレートとアーモンドのケーキ。
温かいうちに口へ頬張りました。

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イタリア語で、お誕生日おめでとう「Buon compleanno」が描かれたプレートに、
ロウソクを囲っている白い網目状の筒は、ホワイトチョコレート製の飾りです。
ありがとうございます。

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最後に、本日の料理内容を記した手描きの絵をいただきました。
支配人の石原公彦さんが描いたものです。

ラグジュアリーなランチを満喫した後、地上へ出ると、外は未だ昼間の景色。
外の雑踏を忘れさせるような静かな空間で存分に食事を楽しんだ後、まるでディナーをした後の余韻に浸り、
随分遅い時間になっているであろう感覚になりましたが、このあと半日残っているので、得をした気分です。
終電を気にせず、目一杯贅沢なランチタイムを味わいました。

さて、今回訪問した目的は、
IL TEATRINO DA SALONEの初代シェフ、
樋口敬洋シェフのスペシャリテ「自家製フォカッチャ」がまた食べたくて伺ったのですが、
樋口シェフは、サローネグループ全体のディレクター・シェフに就任され、
現在は5店舗を統括しており、現場に立っておりません。

このフォカッチャ、以前はコースの前菜として提供されていたのですが、
見た目は簡素ながら、絶品。またいつか作っていただきたいです、是非。

店名:IL TEATRINO DA SALONE(イル・テアトリーノ・ダ・サローネ)
住所:東京都港区南青山7-11-5 HOUSE7115 B1
電話:03-3400-5077
営業時間:ランチ12:00~13:00 L.O.(16:00 CLOSE) ディナー18:00~20:00 L.O.(23:00 CLOSE)
定休日:日曜日、第1・3月曜日

泉福寺 らりるれろ 大野店

2015.10.25 Sun  泉福寺

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佐世保に懐かしの「らりるれろ」が帰ってきたと、佐世保っ子には昔懐かしい名店、
元祖佐世保バーガーのお店「らりるれろ」を訪問しました。

「らりるれろ」は佐世保バーガーという言葉が生まれる前から、
佐世保市にハンバーガー店を複数構えていたお店で、2006年に佐世保市内から完全撤退しましたが、
9年の月日が流れた2015年3月10日、泉福寺ショッピングセンター内に再オープンしました。

最寄駅は、松浦鉄道西九州線 泉福寺駅(せんぷくじ)。
長崎県立佐世保工業高等学校がある駅です。

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「らりるれろ」は、公式ガイドには載らないお店ですが、
そもそも佐世保バーガーの定義とは何か、今回調べてみました。

先ず、佐世保バーガーと聞いてイメージするのは、
ベーコンやこだわりの素材が挟まれているボリュームたっぷりのグルメバーガーを思い浮かべますが、
調理方法やサイズに定義があるわけではなく、
佐世保市内のお店で提供される「手作り」で「注文に応じてから作り始める」「こだわり」のハンバーガーの
総称であるということが分かりました。

また、現在の佐世保バーガーのイメージが定着したのは、
佐世保バーガーの名店「BigMan」の「ベーコンエッグバーガー」が、
2004年にフジテレビ「笑っていいとも」で紹介されたことにより広まったと言われています。

「らりるれろ」は、BigManの小倉豊氏が創業したお店で、
「らりるれろ」のハンバーガーを受け継ぎ、ヴァージョンアップさせたのがBigManとなります。

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入口でオーダーします。
価格はハンバーガー単品で330円。公式佐世保バーガーが800円前後するので、良心的な価格帯だと思います。

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こちらがメニュー表。
先払いです。注文を受けてから作り始めます。

一番人気のベーコンエッグバーガー 450円は絶対注文するとして、後は地元っ子に任せました。
ハンバーガーは勿論オススメですが、サンドイッチもオススメとのこと。
注文したのは、ベーコンエッグバーガーの他に、
BLT(ベーコン・レタス・トマト)580円
チーズバーガー 390円
コーラS 160円
ポテトM  200円

訪問したのは14時過ぎでしたので、ウェイティング無く10分程で提供されましたが、
昼時となれば、予め予約してから受け取りに行くのがよいでしょう。

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バーガー類とポテト。このポテト、所謂普通のポテトなのですが、クリスピーで美味しかったです。
油臭さなく、もたれず。新しい油で揚げているのだと思います。Mにすればよかったです。

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ベーコンエッグバーガー。
バンズはフジパン製。柔らかく甘味がありました。
サイズは、マクドナルドよりも若干大き目のバンズに薄すぎないパティ。

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シャキシャキレタス、薄いスライストマト、オニオン、目玉焼き、ベーコン。
シンプルなのですが、なぜか美味しい。飽きのこない味です。

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こちらは、佐世保っ子オススメの「BLT」。なるほど。手作りな美味しさで気に入りました。
味付けは、トマトの上に多めのマヨネーズ、パンに染み込むマスタードとケチャップ。
後味さっぱり、こちらももたれず、注文して正解なメニューでした。

そもそもハンバーガーは、手軽に食べられるファストフードです。
佐世保バーガーは、グルメバーガー化していますが、
「らりるれろ」のハンバーガーは気負わない感じで、価格帯も庶民的です。

ハンバーガーってこういうものだよね、と初心に帰るような、そんなお店。
佐世保に行ったら、気楽に、また行きたいと思います。

店名:らりるれろ大野店
住所:佐世保市瀬戸越2丁目7-7
電話:0956-49-6234
営業時間:月~土11:00~21:00(金土は22時迄) 日祝10:00~21:00
定休日:水曜日
※駐車場あり
※電話予約していくと待たずに便利

糸島 伊都安蔵里

2015.10.25 Sun  糸島

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福岡市から車で40分程にある「旧福寿醤油」の古建築をリノベーションしたレストラン
伊都安蔵里を訪問しました。

伊都安蔵里は「つなぐ」をコンセプトに、糸島で採れた新鮮野菜やオリジナル商品の販売、
一汁三菜を基本とした身体に優しい食事を提供しています。

今と昔をつなぐ
都会と田舎をつなぐ
農家と消費者をつなぐ
家族同士をつなぐ
命をつなぐ

オープンは2009年11月。
住所は糸島ですが、海側ではなく、山裾にあります。
運営はマキハウス

屋号の安蔵里は、「安らけき里がちの蔵満ちたる」という意味と、
英語で農業を表す「agriculture」を掛けています。

itoaguri_20150922_05写真奥は、解放感ある広々したテーブル席。

itoaguri_20150922_02靴を脱いであがる、畳のテーブル席。

メニューは安蔵里乃膳のセットメニューのみで、「山の御膳」「海の御膳」「健康御膳」があります。
山はお肉、海は魚、健康御膳は、動物性を一切使用しない内容です。
身土不二(身体と環境(土)は一体である)の考えに基づき、化学調味料を一切使用せず、
無農薬・特別栽培の新鮮なお野菜のみを使ったメニューです。
健康御膳 1,480円を注文しました。

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朱色の2段弁当で提供されます。

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糸島のおからと糸島の豆腐のコロッケ
糸島産豆腐の揚げ出し きのこの味噌あんかけ
糸島野菜里山筑前煮
糸島産ひじきの五目煮 又は 糸島野菜料理
糸島野菜と糸島豆腐と豆腐のキッシュ
糸島産わかめの酢の物

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・糸島産玄米ご飯 又は 白米
・味噌汁
・自家製香の物
・自家製デザート

味噌汁は精進の出汁(昆布のみ)で優しい味わい。

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おかかと生姜のふりかけをかけていただきました。
こちらのふりかけは、伊都安蔵里のオリジナル品。店内でも販売しています。
大変美味しかったので、帰りに購入しました。

店内入口には、マキハウスのモデルハウス「平屋の家」があります。
折角なので、中を拝見させていただきましたが、縁側で全ての部屋が繋がっている素敵な造りでした。
こちらも、ぜひお立ち寄りください。

●店名:伊都安蔵里
●住所:福岡県糸島市(旧前原市)川付882
●電話:092-322-2222
●営業時間:10:00~17:30 ランチ11:30 ~ 14:00
●定休日:不定休

銀座 ローズベーカリー 銀座店

2015.10.23 Fri  

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ローズベーカリー英国フェア「British Fair 2015 by Rose Bakery」へ行ってきました。
英国フェアは2014年も開催していましたが、
このフェアは、駐日英国大使館による食のキャンペーン
「Food is GREAT: A Taste of Britain(ためしてみて、美味しいイギリス)」の期間に行われます。
開催は10/1~10/30までです。

ローズベーカリーといえば、キャロットケーキが有名です。
そして私のおススメはスコーンですが、本日はフェアのメニューよりオーダーしました。

rosebakery_20151022_03Shepherds Pie
シェパーズパイ 950円

煮込んだラムひき肉の上に、マッシュポテトをのせて焼いたイギリスの伝統的な家庭料理です。
パイと言っても、パイ生地は使用せず、生地の代わりにマッシュポテトを使用しています。

シェパーズパイ(Shepherds Pie)の原型は、コテージパイ(cottage pie)と呼ばれるもので、
コテージパイは、ジャガイモが豊作だったときに、ジャガイモをマッシュしてパイ生地の代わりにし、
残り物のの肉の上にのせて焼いたパイです。
その後、コテージパイと同じレシピで羊肉を使用したものをシェパーズパイと呼ぶようになりました。
Shepherdsは、英語で羊飼いという意味です。

rosebakery_20151022_04Chicken Simmered in Malt Vinegar 1,500円
チキン モルト ヴィネガー煮込み
ワイルドライス、玄米、ローストベジタブル添えられています。

シェパーズパイ、チキンのモルトヴィネガー煮込み共に、パンが付きます。
酸味のあるパンで食事に合います。(パンについては過去の記録で詳しく綴りました

rosebakery_20151022_02Bramley Apple Galette 480円
ブラムリーガレット

ブラムリーアップをオーガニックの全粒粉を加えた生地で包み、ザラメ砂糖をつけて焼き上げています。
酸味があり、穏やかな甘さで、コーヒーや紅茶がなくても楽しめる味でした。

ブラムリーアップルとは、イギリスで誕生した料理用の青リンゴです。
加工に適した爽やかな酸味を持ち、すぐ煮溶けるのが特徴。
お肉によく合い、パイ、クランブル、焼きりんご、ソースなどに用いられます。
国内では、長野県小布施町で25年前より栽培が始まりました。
りんごは店内でも購入可能です。

●店名:ローズベーカリー 銀座店
●住所:東京都中央区銀座6-9-5 ギンザコマツ西館7階
●電話:03-5537-5038
●営業時間:月~金11:00~21:00/土日祝9:00~21:00

久原本家 茅乃舎(かやのや)

2015.10.16 Fri  

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兼ねてより伺ってみたかった、久原本家 自然食レストラン茅乃舎(かやのや)を訪問しました。
都心の商業施設などにも近年出店が増えた茅乃舎ですが、
この茅乃舎の主力商品である茅乃舎だしは、自然食レストラン「茅乃舎」から生まれました。
レストランで食事をしたお客さんから、料理に使われているだしや調味料の作り方を尋ねられ、
ご家庭でもお店に近い味が表現できるよう使い易い形にしたのが「茅乃舎シリーズ」の商品です。

茅乃舎は、創業明治26年。
福岡県久原村(現:久山町)に開いた醤油蔵から始まりました。
醤油醸造の技術を生かし、つゆ、たれ、スープなど様々な調味料の製造に携わってきました。
自社で農業や昔ながらの食品づくりに取り組むようになり、
平成17年、茅葺屋根を有する自然食レストラン「茅乃舎」がオープン。今年で10周年目を迎えます。

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立派な茅葺屋根の建物は、もともとあった醤油蔵を改装したのではなく、
創業者がこの山里の土地を気に入り、レストランとして建てたそうです。
当時の従業員は全員で、こんな山里にレストランを開くことには猛反対したそうですが、
創業者の強い想いで、この土地に開店し、今では、多くの人が遠くからわざわざ訪れる人気店になりました。
都心にも似たようなお店がありますが、このロケーションだからこそ表現できることがあります。
また、このロケーションだからこそ比較競争には巻き込まれないとも話していました。

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レストランの隣には、楽舎(離れ)があります。
こちらでは、無農薬有機栽培した珈琲豆を炭火で焙煎し、
ネル布を使ってクワイエットドリップ(珈琲の粉が踊らないよう静かに注ぐ手法)で、
薫り高い有機珈琲を提供しています。

レストランは完全予約制ではありませんが、予約しなければ入れないぐらい人気です。
現在、予約の電話もつながり難いようです。

入口の囲炉裏がある待合を抜けて、席へ案内されました。ダウンライトで落ち着く雰囲気です。
立派な梁で建てられています。

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メインダイニングは50席。個室は、テーブル席3席、和室2席あります。

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奥にあるのは釜です。通常は、〆のご飯はテーブル毎に土鍋で炊いてくれますが、
結婚式など、大勢で貸切の場合にこちらの釜が使用されるそうです。

料理はコースのみで、種~蕾まであります。価格は以下です。

種 3,780円(平日お昼限定)
芽 5,400円
葉 8,100円
蕾 10,800円

前菜盛り合わせ
大地の恵みスープ
季節の一品
料理長のお薦めの一品
メイン
ご飯(白米、または、十穀米より選択)
香の物・納豆汁(納豆なしの味噌汁もご用意しています)
デザート
※葉になると、天然魚のお造り、長野おばあちゃんの逸品がつきます。

特別な予約料理(3日前までに、2名以上で予約)もあります。

花 13,800円(季節の特別コース)
祝膳 16,200円(結納、還暦、記念日など)
水炊 8,640円

席についてすぐ、サプライズが用意されていました。
敷紙がゲストによって異なります。一人ひとりの名前を花文字にした敷紙です。これには心をくすぐられました。

この花文字は、店舗デザインを担当したデザイナーが創造したもので、
例えば「さ」は桜、「ま」は曼珠沙華という具合に、野花で構成されています。

楽しみを半減させない様、写真は載せないことにします。
是非、実際に足を運んで、この嬉しさを味わっていただきたいと思います。

少し話が逸れますが、都心出店に当たり新たにつくられたロゴは、水野学氏が手掛けたものです。
紺色のベタに白抜きのシンプルな丸マーク。
また、東京ミッドタウンの店舗内装は、水野学氏がディレクションしています。

車でないと辿り着けない場所ですから、お酒は飲めません。
数名で行って、誰か一人は運転手になることを覚悟してください。

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乾杯におススメのノンアルコールカクテル「茅乃舎特製季節のハーブスパークリング 820円」を注文しました。
季節の果実は、いちぢくとカボスの選択で、いちぢくを選びました。
エディブルフラワーをベースに旬の果実(いちぢく)が入っています。

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こちらは、茅乃舎手作りジンジャーエール 860円
ソーダとシロップが別々で提供されます。好みの濃さに調整できる点に関心しましたが、
最終的には全部入れました。

コースの内容は、月ごとに変わります。
本日は、長月の芽のコース 5,400円を予約していました。

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前菜
里芋豆腐・蓮芋と無花果の胡麻クリームかけ
白玉葱寿司・木の子のキッシュ・鱒の燻製
蓮根テリーヌ・雪嶺茸のフリット

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大地の恵みスープ
薩摩芋のスープ、身体が温まりました。

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ここから、薬味で味に変化を付けてお楽しみくださいと薬味がテーブルに置かれましたが、
結局最後まで使いませんでした。変化を楽しむ前に全て完食です。

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甘長辛子のセモリナ粉焼き
甘長唐辛子の中に博多地鶏のミンチを詰めたセモリナ粉焼き

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太刀魚の木の子真丈巻き
旬の木の子をペースト、太刀魚巻、春菊餡

メインは4種類から選択します。やごろう豚を選択しましたが、茅乃舎の看板料理はトマトすき焼きだそうです。
次は是非トマトすき焼きにしようと思います。

・十穀鍋
・黒豚(やごろうぶた)の実山椒焼き
・木の子の魚すき
・トマトすき焼き +1,940円

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やごろう豚は、マイロ(とうもろこしの一種)、麦類、米粉などをブレンドした飼料で育ち、
鹿児島の清潔な環境で育てられた生後8か月以内の豚で、オレイン酸を多く含み脂の旨味と甘みがあるのが特徴。

〆のご飯は、白米か十穀米(黒米、赤米、丸麦、押し麦、はと麦、きび、ひえ、あわ、発芽玄米、香り米)から選びます。
お店の方オススメは、白米。今朝、籾すりと精米した減農薬の嘉麻市のひのひかりを土鍋で炊いてくれます。

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納豆汁と糠漬け。
納豆が苦手な方は、味噌汁へ変更が可能です。

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艶やかなご飯の上に、卵と茅乃舎の醤油をほんの一滴たらしていただきました。
卵は、地元の養鶏場から調達しているそうですが、この卵かけ御飯は、格別でした。

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デザートは、バーククーヘン、薩摩芋のようかんと季節のフルーツ(梨、巨峰)

茅乃舎はだしというイメージが強いのですが、こちらのバームクーヘン、実は人気商品だそうです。
都心のショップでは見掛けません。素朴で優しい甘さのバームクーヘンでした。

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お料理や雰囲気は勿論素敵なのですが、働いている方々が「茅乃舎が好き」という気持ちが伝わってくるぐらい
生き生きしているのが印象的でした。
終盤は、ギターの生演奏をバックミュージックに食事をして贅沢なひとときを過ごしました。
期待値を上回る、とても素敵なお店でした。

●店名:久原本家 茅乃舎(かやのや)
●住所:福岡県粕屋郡久山マチ大字猪野字櫛屋395-1
●電話:092-976-2112
●営業時間:11:00~15:30(L.O13:30) 17:00~22:00(L.O20:30)
●定休日:毎週水曜日(祭日の場合はその翌日)
●アクセス:JR福北ゆたか線・篠栗駅からタクシーで15分/西鉄バス 猪野バス亭からタクシーで5分

糸島 Petani coffee(ペタニコーヒー)

2015.10.15 Thu  糸島

Petani coffee_20150922_08
行き当たりばったりの糸島ドライブで、素敵なカフェに巡り合いました。

糸島市志摩にある珈琲焙煎所と喫茶スペースを構えるコーヒー専門店Petani coffee(ペタニコーヒー)です。

場所は、初(はつ)の交差点から、芥屋(けや)に抜ける県道506号線、志摩郵便局の川を挟んた向かいにあります。
平屋の建物は、以前病院だったそうです。

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屋号の「Petani」とは、インドネシア語で「百姓」という意味。
「Petani coffee」を手にしたら、時々生産者の笑顔を想像して飲んでみて下さいという店主の想いが込められています。

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店主は、桝崎 大佑さんと竹田 和弘さん。
こういうお洒落なお店は、落ち着かないものですが、
お洒落なお店でありながら、なんとなく落ち着けるこの空気感は、
きっとお二人のほっこりした雰囲気によってつくられているのではないかと思います。

店内は白と木を基調とし、観葉植物を配置した緑豊かな森を思わせる雰囲気です。
窓から光が入り、明るく、自然に溢れ、開放感があります。

Petani coffee_20150922_02瓶に並べられたコーヒー豆のサンプル。

入口のカウンターでは、コーヒー豆と焼き菓子を販売しています。
豆の種類や焙煎具合を珈琲豆の香を嗅ぎながら選ぶことができます。
店内中央では、コーヒーミルやドリッパーなど、自宅でコーヒーを楽しむためのアイテムも販売しています。

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テーブル席と、店内奥には座席席があります。

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窓際の一画が焙煎所です。

喫茶メニューは、サンドイッチやケーキ、焼き菓子もありますが、今日はおやつは控えて、
ドリップコーヒー380円(おかわりは150円)を注文することにしました。

ドリップコーヒーは、ホットは8種類、アイスは1種類から豆を選びます。
メニュー表は焙煎が浅い順に記されておりますが、迷ったら店主に好みを相談するのがよいと思います。

深入りが苦手なので、一番浅入りの「エチオピア イルガチョフェ コチャレ(ナチュラル)」を注文しました。
こちらの豆は、100g~800円で購入できます。

注文を受けてから豆を挽き、丁寧にドリップされます。
店内にコーヒーの良い香りが漂い、心地がよいです。

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木製コースターはPetani coffeeオリジナルのもの。地元の木工作家さんがつくっています。
店内で購入可能です。

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美味しいコーヒーと、穏やかな時間を過ごしました。
また、ぜひ伺いたいと思います。

●店名:Petani coffee(ペタニコーヒー)
●住所:福岡県糸島市志摩初47-1
●電話:092-332-8454
●営業時間:月~金 12:00~19:00
●定休日:火曜日

糸島 ファームハウス

2015.10.08 Thu  糸島

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伊都安蔵里で昼食をとった後、糸島エリアをドライブしました。

糸島のたまごと言えば「つまんで卵」が有名ですが、
途中で立ち寄りしたコンビニで読んだ雑誌で「天上卵」というのを知り
つまんで卵の真向かいにある「天上卵」を扱うファームハウスで車を停めました。

養鶏直売店ファームハウスでは、ブランド卵「天上卵」や卵を使用したスイーツ、
鶏肉、地元産の新鮮なお野菜、
低温殺菌牛乳「伊都物語」や「飲むヨーグルト伊都物語」などを販売しています。

糸島産低温殺菌牛乳「伊都物語」と、
放し飼い地鶏卵「天上卵」で作ったソフトクリームをいただきました。
卵は、有精卵です。

farmhouse_20150922_02レギュラーサイズ:315円 スモールサイズ:210円

写真はスモールサイズ。
とっても濃厚。分かり易い表現として、ミニストップのソフトクリームの10倍ぐらい濃厚です。
爽やかなカスタードクリームのよう。これは、スモールで十分。
食べた後、胃がずっしり来ました。

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ソフトクリーム以外では、手作りの天上卵ロールケーキやプリンも、非常に興味をそそられました。
またお邪魔したいと思います。

店名:ファームハウス
住所:福岡県糸島市志摩桜井5134-1
電話:092-327-3505
定休日:年中無休(BBQ・食事は正月休み有)
営業時間:9:00~18:30

弥生台 restaurant pétale de Sakura(レストラン ペタル ドゥ サクラ)

2015.10.06 Tue  弥生台

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相鉄線・弥生台駅より徒歩1分にあるフレンチレストラン「pétale deSakura(ペタル ドゥ サクラ)」を訪問しました。
フレンチレストラン「pétale de Sakura(ペタル ドゥ サクラ)」は、2014年12月2日、相鉄ホールディングスが、相鉄沿線の魅力を高めるためにスタートした「相鉄沿線名店プロジェクト」で、沿線への誘致第1号店としてオープンしました。

ウェブサイトでは徒歩1分と記されていますが、南口を出て直ぐの一軒家がレストラン。改札は出ますが駅中の位置づけとなります。

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オーナシェフは、ミクニヨコハマで支配人兼料理長を4年間務められた難波秀行さん。難波さんは、ミクニヨコハマの頃から生産者のもとへ出向き、自らハーブや野菜を収穫し、生産者とのコミュニケーションを大切にしてきました。農園で食材に触れ、そこからインスピレーションを得て調理する。ここ弥生台のある相鉄線沿線には、生産者である農家さんが大勢いらっしゃるので、そんな理想的なスタイルが叶えられる場所です、と難波さん。

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店名の「pétale de Sakura」は、フランス語で「ひとひらの桜の花びら」という意味。
難波さんのご実家は、岡山県津山市で「喫茶サクラ」という喫茶店をお祖父さまの代から68年間営んでいました。「喫茶サクラ」は、残念がら今は閉店していますが、ここは「喫茶サクラ」の支店=桜のひとひらという意味を込めたそうです。

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通路のカウンターには摘んできたばかりのハーブやお花が並んでいます。

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壁に飾られたカップは、喫茶サクラで使用していたもの。

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「pétale de Sakura」は26席。難波さんが目の届く範囲の広さにこだわり、オープンキッチンからはお客さんの様子が見えるようになっています。光をたくさん取り込む大きな窓は、座ったときに駅のホームが見えないよう高さが工夫されています。設計は、前田篤伸建築都市設計事務所

sakura_20150906_04窓の外には、駅が見えます。駅から直ぐの立地。

ランチ・ディナー共にコースのみで、1,800円(平日限定)、3,400円、4,800円、5,800円。ディナーは、4,800円~、シェフのおまかせコース10,000円。

平日限定ランチ:スープ/メイン/プチデザート 1,800円 ※数量限定
メニューA:前菜/魚料理又は肉料理/デザート 3,400円 スープ付 4,000円
メニューB:前菜/魚料理/肉料理/デザート 4,800円 スープ付 5,200円
プレミアムランチコース:アミューズ/前菜/スープ/魚料理又は肉料理/アヴァンデセール/デザート 5,800円
(魚料理と肉料理を楽しめるコース 7,800円)

メニューAのスープ付で、メインは魚にしました。

sakura_20150906_18シャンパンとノンアルコールカクテル(アセロラソーダ)

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パンは、近隣のパン屋さんから仕入し、店内で焼いてから提供されます。

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2つ目のパン。
次はどんなパンがくるのだろうと期待し、つい欲張って食べ過ぎてしまいます。
先は長いので、美味しくコースを楽しめるよう注意。

sakura_20150906_15前菜
鮮魚のパイ仕立てに泉区和泉町・横山さんのナスで作ったキャビアドオーベルジーヌとピーマンを合わせて一皿目からとっても華やか。お皿には異なるソースが添えられており、少しずつ変化する味を楽しみます。野菜だけでなく、ハーブやお花を使用しているのも特徴。全て食べられます。

sakura_20150906_11魚料理
横浜中央卸売市場から届く鮮魚を 近隣農家さんのエゴマで作った自家製エゴマ味噌のソースでこちらのソースに使われている味噌は、横浜産。
食材はもちろんのこと、醤油、胡麻油、塩麹などの調味料もすべて横浜産。かわいらしい白のお花はニラの花です。本日のスープは、ピーナツかぼちゃのポタージュ。

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こちらがピーナツかぼちゃ。水分は多く、繊維質が少なくねっとりとした果肉で、ポタージュにすると滑らかに仕上がります。

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さらっとしています。お料理には、バターや生クリームなどはあまり使用せず、胃が重くならないようにしています。スープに添えてあるのは茹でピーナッツ。ピーナツかぼちゃと、ピーナッツ(笑)これ美味しかった。

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お口直しにと、ミクニヨコハマ時代から評判だった「ハマッ子プリン」はサービスでいただきました。プリンに使用している卵と牛乳は横浜産。鮮やかな黄色は黄身の色。濃厚ではなく、さっぱりフレッシュなプリンです。

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メニューAのデザートはブルーベリー&アサイーのムースケーキですが、プレミアムランチコースの「カメハメハ」という名のデザートが気になり、難波さんのご厚意で、変更してくださいました。

夏季限定デザート“カメハメハ”マウイゴールドパイン / ハワイコナ / マカダミアナッツ / オヒアレフアハニーを使用

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こちらがコースAのデザート。泉区和泉町・荒木さんのブルーベリー&アサイーのムースケーキとソルベ ココナッツの香りを添えて

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真ふかんから撮影。しっかりとした大きな粒のブルーベリーだからこそ映える一皿。デザートと一緒に、コーヒー、紅茶、ハーブティーから選びます。

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シュガーポット、ティーカップ、グラス。こちらも「喫茶サクラ」で使用していたもの。どこか温かみを感じさせてくれます。

店を後にするとき、入口に飾ってあった難波さんの恩師であるPatrick Jeffroy氏(パトリック・ジェフロワ)の本とサインが目に留まりました。restaurant pétale de Sakuraのロゴは、Restaurant Patrick Jeffroyと同じロゴを使用しています。Patrick Jeffroy氏のスペシャリテはオマール海老です。
ミクニヨコハマの頃から人気だったオマール海老は、pétale de Sakuraでも引き続き提供していますが、そのベストシーズンは?と伺ったところ、「初夏」とのこと。是非、旬のオマール海老がいただける季節に、また訪問させていただきたいと思います。ご馳走様でした。

店名:restaurant pétale de Sakura(レストラン ペタル ドゥ サクラ)
住所:横浜市泉区弥生台5-2
電話:045-443-5876
営業時間:Lunch11:30~15:00(L.O14:00) Dinner17:30~22:00(L.O21:00)
定休日:月曜日(要確認)
提携駐車場:● 三井リパーク 横浜弥生台駅前 ● アットパーク弥生台駅前
※ランチ ¥3,400・ディナー ¥4,800以上のメニューご注文で駐車券サービス

今宿 いろり焼 筑前堀

2015.10.04 Sun  今宿

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空港線姪浜から車で20分、JR筑肥線今宿から車で10分ほどにある山の麓の静かないろり焼きのお店
「筑前堀」を訪問しました。

夜には真っ暗になる田んぼ道を走り、細い道を潜り抜けるとお店があります。
ナビで出てこない場合は、「叶嶽神社(かのうだけじんじゃ)」又は「今宿野外活動センター」を目指すと
辿り着けると思います。
周りは緑に覆われていて静か。虫と鳴き声より聞こえません。

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お店は1組1室個室制になっており、受付と厨房のある建物を中心に、4~5名の離れが6部屋、
30人ほど収容できる大広間が一つあります。

受付を通り、個室へ。
受付には、自家製果実酒の入った瓶がずらりと並んでいます。

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「阿蘇」という名の個室へ案内されました。靴を脱いで部屋の中へ。
中央には丸太の囲炉裏テーブルが置かれており、中には炭が予めセットされています。
キャンプに来た様な雰囲気です。

メニューは、とりコース 3,700円/牛肉コース 4,000円/MIXコース 4,500円
全てに季節の前菜、小鉢、ごはん、漬物、デザートが付きます。
とりコースとMIXコースを予約してくださっていました。
※筑前堀は、完全予約制です。

オプションで、お肉や汁物を追加することができます。
猪肉(約100g)970円、猪ソーセージ 3本 860円
『臭みなし、美味しいですよ、これまでのイノシシのイメージが変わりますよ』とオススメしており、少し惹かれました。

先ずは飲み物を注文。受付にあった自家製果実ジュースが気になります。
梅・あんず・すもも・柚子・ジンジャーエール 水割り380円/炭酸割450円。

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柚子ソーダ

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あんずソーダ

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前菜
ししとうバジル和え/ささげ豆、四角豆、胡麻和え/きのこの和え物/芋ずる/野菜揚げ浸し

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乾杯の酒の肴に、鶏皮味噌和えをさっと焼いていただきます。
香ばしくてビールがススムお味です。

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牛肉、鶏肉、手羽先、鶏の尻尾の香味焼き。
手羽先と尻尾は予め味がついており、少し火入れされた状態で提供されます。
ほのかに八角の風味。

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お野菜の盛り合わせ。

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甘辛いタレを進められましたが、既にお味がついているので、タレが無くても美味しくいただけます。
さっぱりとネギや大根おろしの薬味と一緒にいただきました。

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こちらは本日の一品。じゃがいもホイル焼きだと思っていたら、きのこと牛肉のホイル焼きでした。
茶色のソースは、牛筋をフードプロセッサーで粉砕したもの。

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ビーフシチューの様な美味しさでした。

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ニガウリ酢の物。
オレンジ色のトッピングは、ピンクグレープフルーツです。
口がさっぱりします。

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先程まで敷地内の生簀で泳いでいたニジマス。未だ生きています。

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新鮮なニジマスの炭火焼き。

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草餅ととうきび餅

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炭火で焼いて、黒糖と醤油で。

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ごはんとお漬物。持ち帰りできる容器で提供されます。(持ち帰りました)

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中身は、栗ごはんでした。

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渋皮煮、ブルーベリーのシャーベット。
丁寧なをしています。添えられているミントやお料理に出てきた一部のお野菜は敷地内で採れたもの。
季節の料理と美味しい炭火焼きがいただける「筑前堀」。
静かな時間が流れる素敵なお店でした。ご馳走様でした。

住所:福岡市西区今宿堀ノ内
電話:092-806-5655
営業時間:12:00~22:00
定休日:月曜
※完全予約制

渋谷 d47食堂(ディヨンナナショクドウ)

2015.09.25 Fri  渋谷

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渋谷ヒカリエ8階にあるd47食堂でランチをしました。
d47食堂は、D&DEPARTMENT創設者 ナガオカケンメイ氏ディレクションによる
47都道府県の食をテーマに日替わり定食や旬の食材を使用した晩ごはんが味わえるカフェレストランです。
定食は、月ごとに変わります。

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窓際のカウンター席に座りました。ハチ公口が丁度見えるロケーション。
隣席との距離も保たれ、机も奥行がありゆったり座って食事ができます。

9月のメニューは、群馬、栃木、島根、大分、宮崎、長崎、富山の定食の中から、
大分定食を選択しました。

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大分定食 りゅうきゅう(琉球)1,780円

ブリの刺身をタレに漬け込み薬味をのせた、郷土料理の「りゅうきゅう」。
茄子とゴーヤを味噌で炒めた「おらんだ」、クロメ豆腐の小鉢。

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りゅうきゅうとは、家庭で食べ残した刺身やお裾分けでもらった大量の魚を
甘口醤油、酒、胡麻などをベースにしたタレに漬けこんだもの。
豊後水道でとれた海の幸が食卓に並ぶ大分の郷土料理です。

店名:d47食堂
住所:東京都渋谷区渋谷2-21-1 渋谷ヒカリエ 8F
電話:03-6427-2303
営業時間:lunch 11:00~14:30 tea 14:30~18:00 dinner 18:00~23:00 (L.O22:00)
定休日:なし
席数:59席 全席禁煙(喫煙ルーム有り)
予約:可(18時以降)

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