弥生台 restaurant pétale de Sakura(レストラン ペタル ドゥ サクラ)

2019.03.03 Sun Eating place, 弥生台

petaledesakura_20190202 - 1 / 11ゆずを使ったノンアルコールカクテルとさくらのカクテル。

昨年12月で4周年を迎えた難波秀行さんのお店restaurant pétale de Sakura(レストラン ペタル ドゥ サクラ)に行ってきました。(お店のストーリーは過去のログで詳しく綴りましたのでよかったらこちらもご覧ください:過去の記事

難波シェフのスペシャリテはオマール海老なので、いつか初夏に伺いたいと思いつつ、年に一度、季節関係なく訪問しており、今年は2月に。一新されたランチメニューは「薬膳ヨガ」深井みほ子さん監修のもと、薬膳のエッセンスを取り入れた内容になりました。

難波シェフの料理は近隣の農家さんを訪問して自ら収穫するところから始まります。旬の食材にはその季節に身体が必要とする栄養素が備わっていて、身体を整える働きがあります。食材の持つ効能を知り、楽んで食事するスタイルが薬膳フレンチです。

petaledesakura_20190202 - 2 / 11前菜:十勝ハーブ牛ほほ肉の赤ワイン煮(北海道上士幌町)/フォアグラ(フランス ランド産)/オマール海老のコンソメ/パン・デビス(肉桂・丁子・八角・生姜・陳皮・コリアンダー・蜂蜜・蕎麦)

見た目にも美しい一皿。水玉状に添えてあるのは酸味ある柚子とほろ苦い珈琲のソース。食べる位置によって味が変わる面白さ。散りばめられた小さなクルトンのようなものが香辛料を使ったパンデビス。

petaledesakura_20190202 - 3 / 11パン・デビスに使われている香辛料(肉桂・丁子・八角・生姜・陳皮・コリアンダー・蜂蜜・蕎麦)
複雑な味をつくっている香辛料。食材そのものを目で見て、舌で味わって。

petaledesakura_20190202 - 4 / 11
パンは、泉区弥生台にあるベッカライトーイガンテンのバゲット。

petaledesakura_20190202 - 6 / 11菊芋のポタージュ

petaledesakura_20190202 - 5 / 11
菊芋は、保土ヶ谷区西谷町 飯田規秀さんの畑から。効能は食べ過ぎ防止。不思議な形の黒い実はロングペッパー(黒胡椒)。ブラックペッパーよりも辛味は穏やか。喉の風邪予防に効果的。

petaledesakura_20190202 - 7 / 11横浜野菜(濱の農家さんたち)のココット/自家製オマール海老オイル
素材の美味しさを味わえる逸品。

petaledesakura_20190202 - 11 / 11
サーブする時一時的に置くための台には、提供される一皿に使われている食材が都度並べられます。嬉しいプレゼンテーションです。

petaledesakura_20190202 - 8 / 11神奈川で水揚げされた鯛/黒キクラゲ・おひさま椎茸(金沢区釜利谷東/永嶋太一郎さん)/春菊(泉区和和泉町/横山勝太さん)/クコの実

petaledesakura_20190202 - 9 / 11ハマッ子牛乳の初乳チーズ・獅子ゆず(瀬谷区阿久和南 / 相澤広司さん)/ハマブーンブーンはちみつ(中区関内 / 岡田信行さん)/黒豆

初乳の効能は喉の風邪予防。蜂の巣型で模られたはちみつ入り薄いクッキーがトッピングに。柚子と初乳のチーズはさっぱりしていてコースの〆に爽やかなデザート。食後の飲み物は、ベルガモット、フレンチバニラ、柑橘が香る有機ブレンド紅茶(アールグレイクレーム/アートオブティー)にしました。

週末はアニバーサリー利用のゲストも多く、店内は華やかなムード。きちんとした装いで出掛け、背筋を伸ばして食事する。こういう時間も大切ですね。ご馳走様でした。

■店名:restaurant pétale de Sakura(レストラン ペタル ドゥ サクラ)
■住所:横浜市泉区弥生台5-2
■電話:045-443-5876
■営業時間:Lunch11:30~15:00(L.O14:00) Dinner17:30~22:00(L.O21:00)
■定休日:月曜日(要確認)
■HP:https://petaledesakura.com/

弥生台 restaurant pétale de Sakura(レストラン ペタル ドゥ サクラ)

2015.10.06 Tue Eating place, 弥生台

sakura_20150906_19
相鉄線・弥生台駅より徒歩1分にあるフレンチレストラン「pétale deSakura(ペタル ドゥ サクラ)」を訪問しました。
フレンチレストラン「pétale de Sakura(ペタル ドゥ サクラ)」は、2014年12月2日、相鉄ホールディングスが、相鉄沿線の魅力を高めるためにスタートした「相鉄沿線名店プロジェクト」で、沿線への誘致第1号店としてオープンしました。

ウェブサイトでは徒歩1分と記されていますが、南口を出て直ぐの一軒家がレストラン。改札は出ますが駅中の位置づけとなります。

sakura_20150906_21
オーナシェフは、ミクニヨコハマで支配人兼料理長を4年間務められた難波秀行さん。難波さんは、ミクニヨコハマの頃から生産者のもとへ出向き、自らハーブや野菜を収穫し、生産者とのコミュニケーションを大切にしてきました。農園で食材に触れ、そこからインスピレーションを得て調理する。ここ弥生台のある相鉄線沿線には、生産者である農家さんが大勢いらっしゃるので、そんな理想的なスタイルが叶えられる場所です、と難波さん。

sakura_20150906_20
店名の「pétale de Sakura」は、フランス語で「ひとひらの桜の花びら」という意味。
難波さんのご実家は、岡山県津山市で「喫茶サクラ」という喫茶店をお祖父さまの代から68年間営んでいました。「喫茶サクラ」は、残念がら今は閉店していますが、ここは「喫茶サクラ」の支店=桜のひとひらという意味を込めたそうです。

sakura_20150906_01
通路のカウンターには摘んできたばかりのハーブやお花が並んでいます。

sakura_20150906_03
壁に飾られたカップは、喫茶サクラで使用していたもの。

sakura_20150906_02
「pétale de Sakura」は26席。難波さんが目の届く範囲の広さにこだわり、オープンキッチンからはお客さんの様子が見えるようになっています。光をたくさん取り込む大きな窓は、座ったときに駅のホームが見えないよう高さが工夫されています。設計は、前田篤伸建築都市設計事務所

sakura_20150906_04窓の外には、駅が見えます。駅から直ぐの立地。

ランチ・ディナー共にコースのみで、1,800円(平日限定)、3,400円、4,800円、5,800円。ディナーは、4,800円~、シェフのおまかせコース10,000円。

平日限定ランチ:スープ/メイン/プチデザート 1,800円 ※数量限定
メニューA:前菜/魚料理又は肉料理/デザート 3,400円 スープ付 4,000円
メニューB:前菜/魚料理/肉料理/デザート 4,800円 スープ付 5,200円
プレミアムランチコース:アミューズ/前菜/スープ/魚料理又は肉料理/アヴァンデセール/デザート 5,800円
(魚料理と肉料理を楽しめるコース 7,800円)

メニューAのスープ付で、メインは魚にしました。

sakura_20150906_18シャンパンとノンアルコールカクテル(アセロラソーダ)

sakura_20150906_14
パンは、近隣のパン屋さんから仕入し、店内で焼いてから提供されます。

sakura_20150906_17
2つ目のパン。
次はどんなパンがくるのだろうと期待し、つい欲張って食べ過ぎてしまいます。
先は長いので、美味しくコースを楽しめるよう注意。

sakura_20150906_15前菜
鮮魚のパイ仕立てに泉区和泉町・横山さんのナスで作ったキャビアドオーベルジーヌとピーマンを合わせて一皿目からとっても華やか。お皿には異なるソースが添えられており、少しずつ変化する味を楽しみます。野菜だけでなく、ハーブやお花を使用しているのも特徴。全て食べられます。

sakura_20150906_11魚料理
横浜中央卸売市場から届く鮮魚を 近隣農家さんのエゴマで作った自家製エゴマ味噌のソースでこちらのソースに使われている味噌は、横浜産。
食材はもちろんのこと、醤油、胡麻油、塩麹などの調味料もすべて横浜産。かわいらしい白のお花はニラの花です。本日のスープは、ピーナツかぼちゃのポタージュ。

sakura_20150906_12
こちらがピーナツかぼちゃ。水分は多く、繊維質が少なくねっとりとした果肉で、ポタージュにすると滑らかに仕上がります。

sakura_20150906_13
さらっとしています。お料理には、バターや生クリームなどはあまり使用せず、胃が重くならないようにしています。スープに添えてあるのは茹でピーナッツ。ピーナツかぼちゃと、ピーナッツ(笑)これ美味しかった。

sakura_20150906_10
お口直しにと、ミクニヨコハマ時代から評判だった「ハマッ子プリン」はサービスでいただきました。プリンに使用している卵と牛乳は横浜産。鮮やかな黄色は黄身の色。濃厚ではなく、さっぱりフレッシュなプリンです。

sakura_20150906_09
メニューAのデザートはブルーベリー&アサイーのムースケーキですが、プレミアムランチコースの「カメハメハ」という名のデザートが気になり、難波さんのご厚意で、変更してくださいました。

夏季限定デザート“カメハメハ”マウイゴールドパイン / ハワイコナ / マカダミアナッツ / オヒアレフアハニーを使用

sakura_20150906_08
こちらがコースAのデザート。泉区和泉町・荒木さんのブルーベリー&アサイーのムースケーキとソルベ ココナッツの香りを添えて

sakura_20150906_07
真ふかんから撮影。しっかりとした大きな粒のブルーベリーだからこそ映える一皿。デザートと一緒に、コーヒー、紅茶、ハーブティーから選びます。

sakura_20150906_05
シュガーポット、ティーカップ、グラス。こちらも「喫茶サクラ」で使用していたもの。どこか温かみを感じさせてくれます。

店を後にするとき、入口に飾ってあった難波さんの恩師であるPatrick Jeffroy氏(パトリック・ジェフロワ)の本とサインが目に留まりました。restaurant pétale de Sakuraのロゴは、Restaurant Patrick Jeffroyと同じロゴを使用しています。Patrick Jeffroy氏のスペシャリテはオマール海老です。
ミクニヨコハマの頃から人気だったオマール海老は、pétale de Sakuraでも引き続き提供していますが、そのベストシーズンは?と伺ったところ、「初夏」とのこと。是非、旬のオマール海老がいただける季節に、また訪問させていただきたいと思います。ご馳走様でした。

店名:restaurant pétale de Sakura(レストラン ペタル ドゥ サクラ)
住所:横浜市泉区弥生台5-2
電話:045-443-5876
営業時間:Lunch11:30~15:00(L.O14:00) Dinner17:30~22:00(L.O21:00)
定休日:月曜日(要確認)
提携駐車場:● 三井リパーク 横浜弥生台駅前 ● アットパーク弥生台駅前
※ランチ ¥3,400・ディナー ¥4,800以上のメニューご注文で駐車券サービス