代官山 CAMDEN’S BLUE STAR DONUTS(カムデンズ ブルー ☆スタードーナツ)

2015.06.29 Mon Eating place, 代官山

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2015年4月17日(金)、東急東横線跡地にオープンした
LOG ROAD DAIKANYAMA(ログロード代官山)へ行ってきました。
訪問したのは、オープン2日後の日曜日、午前9時頃。

アクセスは、代官山から徒歩4分、恵比寿から徒歩10分。
ロングロードという名の通り、全長220mの細長い線路跡地に5棟のログハウスが一列に並ぶ商業施設です。
なんとなく、設計がパサージュ青山に似ている印象。

1号棟には、クラフトビールを提供するキリンの新業態SPRING VALLEY BREWERY TOKYO
2~4号棟には、ロサンゼルス初ライフスタイル複合セレクトショップFred Segal
5号棟には、サンフランシスコ初TARTINE BAKERY & CAFÉBlue Bottle coffeeが入る予定でしたが、
2015年6月2日、ブルーボトルコーヒーオフィシャルサイトより、オープンの延期が正式発表されました。

Blue Bottle Coffeeは、2015年4月21日にTARTINE BAKERY & CAFÉを買収。
今回の延期理由について、あくまでも噂ですが、釜の具合が悪く納得のいく商品提供ができない為、
見送る決定をされた様です。そして、オープンは来年になる模様。

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Fred Segalの3棟のうち、2号棟、THE MART AT FRED SEGAL内にオープンしたのが、
オレゴン州ポートランド初の行列ができるドーナツ店BLUE STAR DONUTS

BLUE STAR DONUTS(ブルースタードーナツ)は、
2012年、Ms. Katie Poppe(ケイティ・ポップ女史)と、
Mr. Micah Camden(マイカ・カムデン氏)のデュオが、オレゴン州ポートランドで創業。

お店の紹介をする前に、
オーナー兼シェフのMr. Micah Camdenのキャリアがユニークなので、
少し紹介したいと思います。(米国紙のインタビュー記事を一部翻訳した)

Mr. Micah Camdenは、ソルトレーク生まれ。
高校中退後メイクアップアーティストとして、LAやNY、パリのショーで活躍を納めます。
ハワイ滞在中、ニューヨークタイムスのある記事が彼の眼に留まります。
記事には、こう書かれています。
「ポートランドが次世代の食の発信地になる。シェフを始めるのに、伝統的な修行やシェフとしてのキャリアは必要ない」
Mr. Micah Camdenは、ポートランドへ渡りバーで働きはじめます。
アイディアマンだったMr. Micah Camdenは、バーのオーナーから相談を受け、開業したレストランYakuzaは、
ポートランドで有名になりました。
2009年、そこで後のパートナーとなるMs. Katie Poppeと出会い、2人は意気投合。
次の時代の食について考えはじめます。

(Ms. Katie Poppeはポートランド州立大学でMBAを取得。
Mr. Micah Camdenと出会った後は、美術の専門学校へ通う)

質の悪いファストフードと豪華なファインダイニングの間のカテゴリーが現在無いので、
質の良いファストフードを始めようと、2011年Little Big Burgerを開業。
彼らは、Fast Casualという新しいカテゴリーの店舗展開を始めます。

Litter Big Burgerは、とてもシンプルなメニュー構成で、
自然に育てられたビーフと地場産のチーズを自家製のブリオッシュで挟む安心安全なバーガー$4.00
トリフオイルで揚げたフライドポテト(海塩) $2.75
ソーダとビール。
特別な日に行くのではなく、ポケットに4ドル持っていれば、誰でも毎日通えるお店を目指しました。
現在、同コンセプトのブランドがポートランドに5業態あります。

ハンバーガー(Little Big Burger
ドーナツ(Blue Star daunts
ラーメン(Boxer Ramen
フライドチキンとビスケット(Son of a Biscuit
ホットドック(Stray Dogs
ホットドック(Clutch)

ファストカジュアルについて、少し補足します。
このカテゴリーは、2000年を目前にした時代に低迷し続けたアメリカの外食産業で提案された新たなフォーマットで、
地場で展開していたファストカジュアルレストラン企業群と、大手ファストフード企業群が手を組み店舗拡大。定義は以下の通り。

●カジュアルレストランの商品価値をファストフード販売形態で提供する
●料理提供時間はファストフード並み(2~7分程度)
●小商圏に対応する徹底したメニューの絞り込み
●ランチだけでなくディナーも取り込み
●食材の「安全」「安心」にこだわり、オープンキッチンスタイルで調理工程も見せる

ファストカジュアルの支持層は、ベビーブーマー以降のジェネレーションX(1961年~1981年に生まれた世代)、ジェネレーションY(1975年~1989年までに生まれた世代。Y世代を、echo boomers(エコブーマーとも呼ぶ)。
一定の収入が確保され、かつそれが継続可能な状況にあるという背景の中で、「車に乗らず地下鉄等の交通機関を積極的に利用する」「職場に近い所に住居を構え、時間を有効的に活用する」「プライベートタイムは自己育成のために使う」「地球環境に優しい商品、健康的な商品に対して積極的な購買動機を持つ」層で、外食に対してもこの世代の価値基準が今後のスタンダードになって行く傾向が大いにあります。

ドーナツの話題に戻します。

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BLUE STAR DONUTSは、独特のフレーバーや、通常よりも一回りサイズが大きい為、
大人のドーナツとも呼ばれています。体に優しい原料にこだわっているのが特徴で、
化学調味料や保存料は使用せず、ストレスフリーで育った卵や牛乳、厳選した小麦粉を使用。
こちらでは、米国のオリジナルレシピや原材料をできる限り忠実に再現。
毎朝3時から奥のキッチンで、生地から作られています。

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ガラス張りのキッチンで作られたドーナツ。出来立てを提供。

ドーナツは定番6種類、季節限定品6種類、常時12種類が入口のショーケースに並びます。
※ビーガンあり、グルテンフリーなし。
(定番品)
Blueberry bourbon & basil ring(ブルーベリーバーボンバジルリング)380円
Valrhona Chocolate crunch(ヴァローナチョコクランチ)380円
Apple Cider Fritter(アップルサイダーフリッター)380円
Maatcha Cake(抹茶ケーキ)350円
Original Glazed(オリジナルグレーズリング)290円
Cointreau cream brulee(コアントロークリームブリュレ)380円
Passion fruit cocoa nib(パッションリング)380円
Mexican chocolate cake(メキシカンチョコレートケーキ)350円

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ショーケースに並んだドーナツから選び、ドリンクを注文。
キャッシャーで支払を済ませた後、席へ。

ドリンクは、アメリカーノS 350円にしました。
コーヒー豆は、昭和9年創業、丸福珈琲。深入りです。
ドリップコーヒーのS 320円をお湯で薄めたものがアメリカーノ。

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注文したのは、Valrhona Chocolate crunch(ヴァローナチョコクランチ)380円。
ヴァローナチョコレートとパールクラッカンがトッピングされています。

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中には、マダガスカル産バニラを使用したカスタードクリームが入っており、
重量感もあります。

カロリー表示は未だ出していないとのことですが、高いことは間違いなく、推定500~550Kcal 。
お皿に載せ、フォークとナイフでいただきます。
カロリーを尋ねたら、知らない方が良さそうだよ、と店員さん。

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レモンの風味が爽やかなレモンポピーバターシード 350円。

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バターたっぷりのブリオッシュ生地は、2日間掛けて発酵させているそうです。
こちらは推定500Kcal 。

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その他、メープルドーナツにベーコンをトッピングしたメープルベーコンなどもありました。
メープルにベーコン?はぎょっとしますが、
日本でも数年前から人気の高い、甘しょっぱいお菓子です。甘さを塩気が引き立てます。
この甘しょっぱいお菓子は、米国でも流行っています。写真は米国のキャンディーショップで撮影。
カリカリベーコンが串に刺さり、チョコレートをトッピングしたお菓子。

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店内入口には、ロゴを配したエコバッグやマグカップなどのオリジナル雑貨や紅茶、ジャム、
チョコレートなどの食品も販売しています。

店名:CAMDEN’S BLUE☆DONUTS (カムデンズ ブルー スター ドーナツ)フレッド シーガル代官山店
所在地 :東京都渋谷区代官山町13-1 ログロード代官山 2 号棟 THE MART AT FRED SEGAL 内
電話番号:03-3464-3961
営業時間:9:00~20:00(L.O19:30)
H.P:http://www.camdensbluestardonuts.jp

代官山 松之助

2010.12.05 Sun Eating place, 代官山

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平野顕子さんのパイとケーキのお店、『松之助』でひと休み。
『リコッタチーズパンケーキ』945円
『紅茶はオレンジペコ』420円
注文を受けてからフライパンで丁寧に焼き上げます。
待つこと10分。
ホットケーキみたいだけど、ふわふわの口どけで、水分はとられません。
添えてあるのは、メープルシロップに+α(隠し味)をしたソース。
キャラメルソースのような、甘いシロップです。
メープルにブラウンシュガーと少量のバターを熱した感じ?かな。
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リコッタチーズが入っています。
メインの『ビック・アップルパイ』546円
『アイスクリーム』を添えることをおすすめされたので+105円でつけました。
ちなみに、アップルパイにアイスクリームを添えて供されるものは、
『アップルパイ・ア・ラ・モード』と呼ばれます。
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いかにもアメリカチックなお皿で出てきました。
隣の席の方は、ピンクの派手なお皿で、ケーキを提供する際につかう食器は、大きさは同じ。
でもデザインは違うようです。
おしゃれですね。
カトラリーは、パウンドケーキの型に入っています。
こちらのアップルパイは、
バーモント州アップルパイコンテスト優勝者であるシャロル・ジーンのレシピを元に手作りしています。
食材は、無添加で上質のものを。
りんごは、酸味のある紅玉にこだわり、皮はすべて異なった生地を使用しています。
一番の特徴は、生のりんごをそのままパイの皮に包んで焼き上げるところです。
アップルパイのレシピは、リンゴをパイ生地に包む前に甘煮にするのが大半ですが、
生のりんごで焼き上げる場合もあり、食感に違いが出ます。
生の方が、シャキシャキ感が少なくなくなります。
パイの皮は外側が大分分厚いです。
アーモンドの香りが強いのが印象。
ここで、アップルパイについて少し書きます。
アップルパイはアメリカを代表するデザートで、云わば「おふくろの味」。
アップルパイで有名な『Bubby`s』とはまた違った味わいです。
アメリカでのアップルパイの歴史は、
イギリスからやってきたピルグリムがリンゴの種を蒔いて育て、
収穫したリンゴでアップルパイを作ったことにさかのぼる。
サンクスギビングには、七面鳥の丸焼きやコーンブレッドの他にアップルパイを出すことが多い。
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14:30に着いたとき、ラッキーにもすぐに入れたけれど、
15:30帰る頃には待ちが10組ぐらい、列をなしていました。
店内は、16席。
テラスは、8席。こじんまりとしている。
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●店名:松之助
●住所:東京都渋谷区猿楽町29-9ヒルサイドテラスD-11
●電話:03-5728-3868
●営業時間:10:00~20:00
●定休日:無休