小淵沢 OTTO SETTE (オットセッテ)

2019.08.19 Mon Eating place, 小淵沢

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予約が取れない野菜が美味しいレストラン「オットセッテ」に行ってきました。なぜ、予約が取れないかというと、レストランは星野リゾートリゾナーレ内にあって、通常は宿泊者以外利用できないんですね。でも一年のうち8月の一ヶ月だけ、期間限定で宿泊者以外もランチ予約が可能となります。行きたいレストランとして長らく温めておりましたが、ようやく訪問が叶いました。

ちなみに店名のオットセッテとは、イタリア語で”OTTO”数字の8、”SETTE”は数字の7を表しており、”八ヶ岳”で”7人の達人”を意味しています。達人とは7人の生産者のこと。野菜、鮮魚、鮮肉など、どの達人もシェフが直接会いにいき、情報交換を欠かせないんだそう。ランチは4,700円のコースのみ。店内には全長12mのワインセラーがあり常時2,000本のワインを用意しています。ワインリストを見てびっくり。シャンパン以外、全て地場のワインというこだわり。

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一皿目は小淵沢で採れた30種類の野菜と虹鱒のインサラータ。インサラータとはイタリア語でサラダですが、野菜を使わずに、肉や魚介類を塩、コショウ、酸味、オリーブオイルで和えたものもインサラータと呼びます。水玉模様のソースは黄色がクミン、茶色はアンチョビ・ニンニク・オリーブオイルのバーニャカウダソース。野菜は、生のままであったり、蒸したり、焼いたり、野菜の個性に合わせた調理法で提供されます。

野菜の味が凄く濃いですね。小淵沢は山々に囲まれ1000m近い標高がある場所。寒暖の差も大きいため、過酷な環境で育った分、味が凝縮しています。

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甘みのある小さなパンは、シャーレのようなガラスの器で提供されたオリーブオイルをつけて。

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二皿目。ナスとプロシュートのアンティパスト・カルド(温かい前菜)シャッキシャキのロメインレタスに揚なす。アンチョビ風味のソース。

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スパゲッティーニは2種類からの選択で、こちらは海老とブロッコリー。ソースにはペーストされたバジルがほんのり混ざっており、夏らしい爽やかな香りがするスパゲッティーニ。

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こちらは、ズッキーニと牛のラグーソース。

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セコンド・ピアット(メインディッシュ)は、低温調理された甲州信玄豚。豚、絶品。これはプロの技でしょう。抜群の温度調整で調理されています。脂身も全くくどさがなく、すべて美味しくいただきました。添えてあるのは、ローストしたお野菜と牛でお出汁をとったソースとピュレした枝豆。

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フレッシュメロンのドルチェ。エスプーマで泡にしたメロンとアイスクリーム。私は糖度の高いメロンは喉がイガイガして食べられないので、違うものをご用意いただきましたが、クリームソーダのようなデザートだったようです。

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メロンの代わりに作ってくださった、チョコレートムースとセミフレッド。食後のコーヒーと一緒にいただきました。どの料理も大変美味しく、太鼓判を押せるよいレストランでした。ご馳走様でした。

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「オットセッテ」オフィシャルサイト
https://risonare.com/yatsugatake/restaurant/otto-sette/