鎌倉 なると屋+典座
JR鎌倉駅から小町通りを入り直ぐ左型にある寿ビルの2階、
鎌倉で採れた新鮮な旬野菜が楽しめる「なると屋+典座」を訪問しました。
店名の典座(てんぞ)とは、お寺の台所を預かるお坊さんのことです。
野菜に感謝し、無駄なく、美味しく調理する。禅宗ではそれも修行のひとつ。
世の中の典座になり、人々に野菜を食べて元気になっていただきたいという想いが
店名に込められています。
オープンは2004年。昨年で10周年を迎えました。
訪問したのは、よく晴れた日曜の午後12時。
鎌倉駅周辺が観光客で賑わっていたこともあり、外には行列ができていました。
店内も満席です。事前に予約しておいて正解でした。
カウンターとテーブル席。シックで落ち着いた雰囲気の店内です。
メニューは、月替わりで3種類のみ。
●葛とじうどん 800円
●うどん+惣菜3品 1,500円
●月のごはん 1,500円
○寒天の和三盆のデザート 500円
看板メニューの「10月のごはん」をオーダーしました。
先:胡麻豆腐
飯:舞茸、揚げ
汁:冬瓜、かぼす
鉢:さつまいも、エリンギ茸
小鉢:小松菜、蓮根
飯ものと汁もの、季節の小鉢が3品。
一品一品、素材の旨みを存分に引出し、精進の出汁でつくられたとは思えない美味しさです。
塩気による味の濃さではなく、旨みにより濃い味付け。丁寧につくられた御膳ですね。
野菜は、味も香りも個性豊か。
旬の野菜を飯、汁、鉢の器の中で、旨味、甘み、苦味、塩味、酸味を組み合わせる。
一汁一菜には豊かなに食べる知恵があります。
別の季節に、また訪問したいと思います。元気をいただきました。
店名:なると屋+典座 (なるとや ぷらす てんぞ)
住所:神奈川県鎌倉市小町1-6-12 寿ビル 2F
電話番号:0467-23-7666
営業時間:11:30~15:00 (L.O. 14:30) 18:00~21:00 (L.O. 20:30)
定休日:火曜日、第2、4水曜日