神埼市 日本一たい焼き 元祖佐賀城原店 

2018.11.21 Wed Eating place, 神埼

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たい焼きにも天然物と養殖物があるらしい。それを確かめるべく佐賀県神埼市の県道31号線沿いにある「日本一たい焼き」を訪問しました。「日本一たい焼き」は天然物にこだわるたい焼き屋。全国28店舗でチェーン展開しており、佐賀城原店が1号店です。

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たい焼き屋にしては大きな店構え。屋号はこのたい焼きを食べた創業者が博多弁で「このたい焼きの味は日本一たい」と言ったのが由来。

さて、天然物と養殖物の違いは何か。それは焼き型(釜)の違いらしい。養殖物は一度に6〜10枚焼ける型で、天然物は一度に2枚しか焼けない鋳型でつくった圧力式手焼き釜。(特許取得済み)

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たい焼きの種類は4種類あって、ここはやはり王道の小豆あん170円をオーダー。2匹ずつしか焼けないので焼き上がるまで少し待ちます。

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バリも無く、くっきりと型がついた綺麗な形。生地は独自ブレンドのたい焼き粉と調温された水を混ぜ一晩寝かせたものを使用。撹拌の際に空気を含ませることで、食感アップ。確かに、養殖物は時間が経つとシナシナになりますが、天然物は時間が経ってもパリパリ。しっぽまで餡がたっぷりつまっているのでどこから食べても均等に美味しいです。

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北海道十勝産の小豆で作った自家製餡は博多の菓子メーカー「二階堂」が製造しています。甘さがかなり抑えられていて、しつこくないんですね。たい焼きって1つ食べたらもう十分と思うのですが、これはあと何個かいけそうでした。ボリュームはあるけど、生地は軽いし、甘さが優しいので重たくないんです。今まで食べたたい焼きとは一味違った美味しさでした。

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佐賀空港から飛行機に乗る前に見えた景色が美しくシャッターを切りました。

■店名:日本一たい焼き 元祖佐賀城原店
■住所:佐賀県神埼市神埼町城原字山崎1258
■電話:0952-53-6832
■営業時間:9時~18時
(売り切れのため早仕舞いの場合あり)
■定休日:月曜(祝日の場合は翌日休)

吉野ケ里 隼(しゅん)

2018.11.20 Tue Eating place, 吉野ケ里

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仕事仲間と34号線沿いにある居酒屋「隼」へ。「はやぶさ」と書いて「しゅん」と読みます。元々ほか弁だった店舗を改装しているので、先ずは自動ドアがあり、続いてドアノブが付いた玄関を開けると店内に入れる、変わった入口のお店です。

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カウンター席と座敷が3席。バリバリの佐賀弁を話す店主が迎えてくれるアットホームな居酒屋です。

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予約の際、お刺身の盛り合わせだけをお願いしてあって、あとは好きなものを注文することにしていました。昨年初めて佐賀に来た日もここで歓迎会をしていただきました。あれから1年半。そろそろこちらでの仕事も終わりに近づきやり残したことは無いか、もうちょっと頑張れたんじゃないか。色々な思いがこみ上げてきます。一つ終わると又次の仕事。九州で新鮮な魚の味を知り関東では魚をほとんど買わなくなりましたね。

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タイラギは有明海に生息する二枚貝。今日のは残念ながら韓国産とのこと。ぽん酢でいただきました。

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白子ぽん酢。

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海のもの以外は普通の居酒屋さんメニュー。久し振りに「飲み会」に参加しましたけれども、はい、こういうのはそろそろやめませんか。酔うまで飲む、たばこの煙で燻される、絶対身体によくありません。何より消化不良と寝不足で次の日のパフォーマンスが落ちますからいいことないんですよね。夜は軽めにして、早起きして、朝お腹が空いた状態で美味しくご飯を食べ、前向きな話をして、始業時間には解散。ここ数年そういう流れにシフトしてきましたが、結果こちらの方が生産性高いです。

■店舗:隼
■住所:佐賀県神埼郡吉野ヶ里町吉田2875-1
■電話:0952-53-6027
■営業時間:18:00~24:00(L.O.23:00)
■定休日:日曜、祝日

佐賀 恵水産

2018.09.30 Sun Eating place, 佐賀

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JR佐賀県駅南口から徒歩5分。アパホテル(旧 佐賀ワシントンホテルプラザ)前にある海鮮居酒屋「恵水産」に行ってきました。今夜は佐賀ナイトということで、仕事関係の方々と慰労会です。駅周辺にはチェーン店の居酒屋も複数ありますが、佐賀・有明海で穫れる新鮮な魚が頂けるということでこちらのお店を予約していました。

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メニューボード。オススメ品は時価となります。何れも良心的な価格です。

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スタートは刺し身7点盛り 1,980円。どれも鮮度が良く美味です。九州出張が増えてからというもの、新鮮な魚の味を知り、関東のスーパーでは魚を買うことがほとんど無くなりました。刺身に合わせて、ポン酢、酢味噌、甘い醤油、もみじおろし、ねぎで頂きます。

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きびなごは鮮度が命。すぐに傷むので、刺し身で頂けるのはとっても贅沢ですね。味噌、酢、砂糖でつくった酢味噌でいただきます。

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水イカ、コリコリして美味でした。イカは、ヌメッとした食感のも多いので、これは全く別物でしたね。イカのヌメッとした食感が苦手な方でも、美味しいと思っていただけるような質でした。

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タコの唐揚げ 770円

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野菜の天ぷら750円

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ちくわの磯辺揚げ 390円

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あぶり明太子520円

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うみたけの一夜干し 700円 「うみたけ」は二枚貝の仲間。円錐形の水管を縦に開き、一夜干しする「うみたけの一夜干しい炙り」は、有明海沿岸の郷土料理。スルメイカよりも濃厚で磯の香りがします。焼酎のあてにはぴったり。国内では生息数が減少してしまい漁が禁止となっているため、現在日本で食されるのは外国産のもの。

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干しワラスボ 700円 佐賀のエイリアンことワラスボ。日本では有明海だけに生息するハゼの仲間。すごーく気持ち悪い。本当にエイリアンのような見た目。

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顔を見たら食べづらくなりますので注意。ポリポリとした食感。正直味は分かりません。

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焼きムツゴロウ(二匹)880円 有明海ならではの珍味。ワラスボ同様にこちらもハゼの仲間です。潮が引いた干潟の上で生活しているので、半日くらい生かして泥を吐かせてからしっかり素焼きして独特のクセを取ってから甘辛く煮付けています。旬は4〜5月ですが、素焼きしたムツゴロウを冷凍しておけば1年中食べられるそうです。

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なかなかこちらも気持ち悪い見た目です。お味と食感はドジョウに似ています。

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高級魚あらかぶ(唐津のかさご)の唐揚げ 時価。これは美味しい!

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〆はウニのせおにぎり 310円。

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あおさ汁 420円。

佐賀ナイト、有明海の新鮮な魚と珍味を楽しみました。皆様有難うございました。

■店名:恵水産
■住所:佐賀県佐賀市駅前中央1丁目3-8
■電話:0952-27-6030
■営業時間:月〜土17:00~23:30(LO 23:00) 日・祝17:00~23:00(LO 22:30)

佐賀 完全予約制のカレー店 カレーのアキンボ

2018.04.02 Mon Eating place, 佐賀

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佐賀県長崎自動車道「佐賀大和IC」からほど近い場所に、完全予約制のカレー屋さんがあるとのこと、ツイッターのDMで予約し訪問。看板が出ていないので少々分かり辛いですが、ナビで迷わず辿り着くことができました。カレーのアキンボは東京錦糸町で5年営業した後、2015年9月、店主の故郷である佐賀市大和町に移転。現在はお一人で運営されているため、昼6名、夜4名の完全予約制で、メニューは3種類のカレーが楽しめる日替わりカレーコース3,500円(税込)1本のみ。

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古い日本家屋は自身が改装したそうでセンス光るシンプルな設え。中央には6人掛けのダイニングテーブルが1台。奥には2人掛けのテーブルと調理場出口付近には使用する食器がスタンバイされています。器は近所の器店「RITMUS」で調達しているそう。作家物は一部オリジナル品で食材が映える黒い土物が多いです。

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日本家屋は断熱性が悪いため少々足物が冷えますが、夏は風通しが抜群によく気持ちがよいと思います。それにしても石油ストーブがよく似合います。

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奥には8畳程の畳の部屋があり、お子様連れのお客様などが利用可。

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席に着くと、お水ではなく白湯が出てきます。胃に優しいです。健康への配慮が感じられました。食べる前に白湯をいただき胃をウォームアップさせます。食事中も冷たいお水より白湯の方が胃に負担なく消化によいのです。ちなみに、カレー店で食後にラッシーが出てきますが、これはスパイスなどの刺激物を摂った後、乳製品の脂分で胃を保護するためです。伝統的な食べ方にはちゃんと意味があります。

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鯖の酢漬け、菜の花、金柑 カレー

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海老のリゾット。お米は店主のお兄様が趣味でつくられている「夢のしずく」という品種に古代米を合わせて炊いています。お米は程よく芯が残り硬めの食感。蒸らす前のお米をさっと取り分け、更に海老の出汁で炊いています。海老の香りはガツンと強いものではなく、香りは主張しないけれど旨味はある不思議なリゾット。トッピングは生の海老をたたいたもの。

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ラムひき肉カレー。ラムの臭みは全くありません。リゾットと同じお米ですがこちらは蒸らした後で柔らかい食感。

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野菜カレー。ゴロゴロ野菜のカレーライスではなく、グリルした野菜と鰹節を加えて煮たダール豆。上品なプレゼンテーション。全体的に穏やかな味付け。ポーションは少な目です。ご飯多めでお願いしましたがこの通り。提供はかなりゆっくりです。十分に時間をとって伺いましょう。

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8時間かけ低温でじっくり蒸したプリンはとっても濃厚。甘さは控えめ。

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2層になっており、プリンではなく、チーズに近い重さがあり少量でも食べごたえがありました。

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昼食は1時間半から2時間掛かりますので、時間に余裕を持って伺った方がよいでしょう。カレーは癖になるスパイシーホットではなく、かなり優しい味。油脂も塩分も控えめです。スパイスが苦手な人でも美味しくいただけるカレー、スパイス好きの人には少々物足りたにかもしれません。

カレーでコース料理を提供しているお店は、全国探してもここだけかもしれません。「カレー」と聞いてやはり思い浮かべるのは「カレーライス」か「インドカレー」。カレーのアキンボは、そのどちらでもなく、「スパイスとハーブをつかった創作料理」というジャンルだったように思います。

こちらのコース料理、以前は2,000円〜2,500円で提供していたそうです。1日の最大対応数が決まっている以上現在の3,500円という価格は仕方ないのかもしれませんが、少々高いように感じてしまったのが正直なところ。今回凄く期待してしまったが故に驚きが無く残念に思いました。もう少し店主の方ともコミュニケーションを取りたかったなと思います。よいお店なのですが、わざわざまた行きたい!と思わせるには、ここにしかない何か、相当な仕掛けが必要です。価格設定も利益を出しつつ喜ばれる妥当なラインが難しい。今回はやや強気。強気に見合うだけのパフォーマンスを求められてしまう。色々と考え深いランチとなりました。

皆様遥々ご一緒いただきまして有難う御座いました。

■店名:カレーのアキンボ
■住所:佐賀市大和町川上475
■電話番号:080-6426-4170(電話に出られない場合もあります)
■営業時間:11:00~17:00、18:00~20:00
■定休日:日曜
※完全予約制 予約はfacebook、twitterダイレクトメッセージ