押し寿司

2015.10.16 Fri  Journal 

oshizushi_20150921_03お儀祖母様特製の押し寿司。華やかで嬉しい気持ちなりました。

佐世保で、押し寿司をいただきました。
押し寿司は、長崎北部の郷土料理で、昔からお祝い事や催し事があるときに作られてきた料理です。

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「もろぶた」と呼ばれる木箱で作りますが、この「もろぶた」はほとんどの家庭にあり、
大阪のたこ焼き器、北海道のジンギスカン鍋のような位置づけの道具です。

作り方は、もろぶたの底に酢飯を広げ、その上から寿し具をのせ、
更に酢飯を広げ蓋をして上から押さえます。酢飯は、もろぶた1箱につき米2升使います。

寿し具は、煮付けたゴボウや椎茸、かんぴょう、魚など。
江戸時代に砂糖文化が花開いた長崎だけに、酢飯も寿司具も甘めです。
最後に、錦糸卵、赤でんぶ、木の芽など緑のものを盛り付けします。

現在の佐世保市には、かつての大村藩と平戸藩が含まれており、
「大村寿司」と「平戸寿司」大きく分けて2つの押し寿司があるそうです。

具が酢飯の上に乗っているのが「大村寿司」。
具が酢飯に挟まれているのが「平戸寿司」。
全ての具を酢飯に挟む「平戸寿司」は、豪華さを隠し、見た目を質素にすることで批判を買わないという知恵。

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将兵たちが脇差し(小刀)で四角に切って食べたという言い伝えから、
出来上がった押し寿司は、5㎝角くらいに切っていただきます。

作り方は、各家庭や地域によって異なるようです。
その土地に伝わる郷土料理は、歴史的背景や先人の知恵と工夫が込められており、
家庭の味を受け継ぐことは大切だなと思いました。ご馳走様でした。

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