Tao Garden Day1
チェンマイ空港から車で約40分。
遂に到着しました、念願のタオガーデン。
流石に街から40分も離れると、手の付けられていない森林地帯が広がり、
非常に静かで穏やかな場所です。
緑が生い茂り、自然に溢れています。
空気が澄み、聞こえてくるのは、水の音と鳥のさえずりだけ。
よくある鳥のさえずりのヒーリングCDが、自然に流れているようです。
タオガーデンは、「良い空気」「良い水」「良い食べ物」「良い土」を基本とした
自然治癒力を高める為のデトックスとセラピーを行う宿泊施設です。
自然治癒力を高める為には、先ず身体の中からデトックスし、
血を綺麗にすることが大事だとしています。
18ヘクタール余り(東京ドーム約4個分)の広大な敷地内に、
スパ施設、クリニック、ホール、住宅、果樹園、オーガニックファームなどが点在しています。
レセプションでチェックインした後、先ずは部屋に荷物を置きにいきました。
お部屋までは、バンの運転手さんが、カートで案内してくださいました。
お部屋は、1人の場合、
シンプルルーム3,700THB(約13,290円)とスタンダードルーム4100THB(約14,727円)からの選択になります。
スタンダードルームを予約しました。
五つ星ホテルは別として、チェンマイの一般的なリゾートホテルの相場が5000~7000円とすると高価と言えますが、
この価格には、3度の食事、ネット回線、朝と夜のエクササイズ、プールやフィットネスセンターの利用が
含まれています。
宿泊者が滞在する建物は、天然の赤いレンガで造られ、創設者が設計したものです。
condoⅠは、Noniという名の、私が宿泊したcondoⅡはDarkroom Retreatという名がついていました。
名前の通り、兎に角暗いです。
暗くて、静かです。これにも意味があって、暗いところで見る力を養うことと、
暗く静かなところで身体を休め、自分の内側に目を向け、瞑想できる環境であることです。
30畳ほどの広さで、床は石畳です。ひんやりとして気持ちがよいです。
キングサイズのベッドとシングルサイズのベッドが2つ。
籐でできた鏡台と箪笥が備え付けであります。
庭に面して、テーブルとソファ。小さなキッチンがついています。
奥には、洗面台とシャワールーム。バスタブが無いのは残念ですが、以外は非常に快適です。
施設内は、禁酒、禁煙です。ドリアンも臭いがきついので、NGの表示がありました。
レントの他に、施設内には、48棟の住宅があり、長期滞在される方が購入して、
年に数回訪れるようです。
物件の値段はわかりませんが、何度も訪れたくなる場所であることは納得です。
その後、
ジュースバーでウェルカムドリンクを頂きました。
りんごとセロリのジュース、スイカとジンジャーのジュース、2種から選択できました。
スイカとジンジャーを選びました。
スイカは陰性。
陰性が強いと身体を冷やしますので、
身体を温める作用がある陽性のジンジャーをプラスしてバランスをとっています。
ここ、タオガーデンでは、あらゆるシーンで、陰陽のバランスを重視しています。
ジュースをいただいた後に、クリニックへスパの予約をしにいきました。
早速、16時からChi Nei Tsang(内臓マッサージ)を予約できるとのことで、
着いて早々に受けてみることにしました。
chi Nei Tsang(内臓マッサージ)はタオガーデンオリジナルのマッサージで、
世界中でここでしか受けられない内蔵マッサージです。
限られたセラピストのみ施術することができます。
担当してくれたのは、No.1のNomさんです。
予約が難しいようですが、手違いで予約できたようでラッキーでした。
Nomさんは、15年経験あるベテランセラピストです。
胃などの内臓は、身体の全組織から集まった有毒物が蓄積されている場所で、
内臓の状態が健康状態を左右すると考えています。
Chi Nei Tsangは、内臓の浄化と強化、免疫機能を改善させることで、
有毒物を排出させる効果があると言われています。
スパは、9つの小屋に分かれており、1対1のプライベートで施術を受けます。
小屋の中は、非常に暗く、静かで、ヒーリング音楽が流れています。
ベッドが2台、奥にジャグジーとバスルームがあります。
先ず、全裸になり、上向きで横になり、腹部領域にマッサージが施されます。
左右違いがあるので、左側から集中的に。躊躇なく、押されます。
痛くて「早く終わらないかなー」という気持ちになります。
少し会話しながら、50分耐えました。
今日は初日、1回目ということもあり、内臓が緊張して張っていたようです。
『ここを発つときには、きっと良くなっているから大丈夫』と、
Nomさんは日曜日がお休みなので、月曜日に又会いましょうと言ってお別れました。
少し部屋で休みます。
あまりの暗さと、静けさで、街とのギャップに少し心細くなりました。
18時から夕食。ブッフェ形式です。
続々と人が集まります。
ガーデンレストランで、様々な国の方と会いました。
この日は、特に、ヨーロッパとアメリカ、中国の方が多い印象。
夕食はAndreと一緒に。
タオガーデンは、3食ブッフェ形式なのですが、
食材は、敷地内のオーガニックファーム、果樹園で収穫したお野菜がメインです。
精製された砂糖、化学調味料は一切使われておらず、素材を活かしたあっさりとした味付けになっています。
野菜がメインですが、鶏と魚料理もあります。
これは、血液によって、鶏や魚のタンパク質を必要とする場合があるからだそうです。
美味しそうな料理もたくさんありましたが、胃がやや疲れていたので、
スイカとグリーンサラダにしました。
葉野菜は、驚くほどに味が濃く、生命力が強いものでした。
苦味、渋み、甘み、力強い味です。
ちょうどタイのお祭りLoy Krathongと重なり、宴がはじまりました。
Loy Krathongは、農業の収穫に感謝し、水の女神コンカーに祈りをささげ、罪を謝罪し、自らを清めるお祭りです。
紙に願い事を記、バナナの葉とお花でつくられた灯篭を川に流しました。
遠い空に、イーペン祭りの名残で、熱気球を観ました。
神秘的で綺麗な夜空です。
よい時期に来られて良かったです。
Andreと仕事のことや旅のことをシェアしました。
彼は、以前はセントポールに住んでいたそうですが、人々の生活が忙しい為、今はリオデジャネイロに移住したそうです。
"life"を大事にしたいと。
リオデジャネイロは、海と緑が綺麗で、生活がゆっくりとし、平和なときが流れているとのこと。
彼が様々な国を旅していることには驚きました。
ブラジルでは、4つの季節に2週間、休暇が確保されているそうです。
その分きっと日々しっかり集中して仕事をしているのだと思います。
やはり人生楽しまないとねと思い、今日はおしまいです。
Andreと別れ、早々に休みしました。20:00就寝。