季節の和菓子
2014.10.11 Sat
里の実り、柿の生菓子。
稽古場の柿は、実が成るのは1年おきで、昨年豊作でしたので、今年は成りが悪く。
気になること。
最近スーパーで販売されている柿の殆どが種無しで、聞けば、種有は売れ行きが悪いそうです。
人間が食べやすいように命(種)を途絶えさせる処理を施しているわけで、不自然さを感じてしまいます。
※もし、自分がそんなことをされたら辛い。
種無し、つまり次に残したいという基本的な生命力を抜き取られた状態ですから、
見た目や味に損傷がなくとも、生命力という「力」は半減してしまったと、想像します。
ですから、成る丈なら、自然な状態なものをいただきたいです。
種は少々煩わしですが、
種を持つ柿は、強い力を持ち、
栄養や舌では感じ取れれないもっと深い部分で、わたしたちの身体に強い力をもたらしてくれると思います。
わたしは、種有の柿を選びます。