打合せにはノートとペンを
2015.10.14 Wed
最近、打合せでPCを開く光景によく出くわします。
今日もそうです。
初めてお仕事する相手と挨拶を済ませた後、相手は何の断りもなくPCでメモを取り始めます。
カタカタカタと響く音に、違和感を感じてしまいました。
相手の環境ではそれが当たり前なのでしょう。
しかし、相手の顔を見ずに話をすることが失礼であることさえも気づけなくなっている環境に、
残念だなと思ってしまいました。これは信頼を失う行為であると。
人間同士が話をするために、わざわざお互いの時間を割いて集まったのです。
お互い意見を出し合い、一緒に良いアイディアを出したいと思って集まったはずですが、
PCでメモを取ることに気を取られて、顔が下を向いています。
人の話を聞くときは、話している人の目を見て聞くこと。
人と話をするときは、相手の目を見て話をすること。
こういう基本的なことを忘れてしまっています。
確かにPCは便利です。後で議事録や資料を作成する手間が省けます。
終始、相手は後で議事録をつくる暇もないほどに忙しいのかと心配を抱き、
相手からアポイントをお願いされたにせよ、今私が、相手の時間を取ってしまっていることに、
申し訳なく思えてきました。
便利さに麻痺して、本質を忘れてしまうとはこのことでしょうか。
多少の不便があっても、人対人。相手の顔を見て話をする。
打合せにはノートとペンを。