着物×下町散歩
2014.09.28 Sun
稽古ごとで着物は着ますが、普段から着慣れておきたいと、
家事ごとや、ちょっとしたお出掛けするときにも、着物を着ようと思い、早速。
随分前に、母から「着慣れるとは、普段のことが差支えなくできる様。
例えば、昔の人は着物で自転車に乗っていたので、そのぐらいはできないと」と言われましたので
以前稽古場まで、バイクに乗って出掛けましたら、信号待ちで、二度見されました。
毎日の積み重ねや行いが、自然と現れてしまうもの。
普段からやらないと身に付きません。
いつ、どんなときでも、おどおどせずにいられる様に、毎日が訓練です。
今日の着物は、胴抜き仕立てのかすり。生前に祖母が誂えてくれたもの。
胴抜きとは、本当は二重のつもりに見せて一重。
暑い為、お仕事する人がよく着ている仕立ての方法。今の季節に適しています。
この着物、実は今日初めて袖を通しました。
着物は、扱いが面倒ではありますが、箪笥に眠らせておいては勿体ないことで、物が活かされません。
着物にせよ、きちんと物を活かしてあげること。
勿体なくて使わないのでは、物が活きません。
扱いが難しいものは、手入れをして長く可愛がってあげる。
そうすることで、物が応えてくれます。
そして、きっと面倒な先に、いろいろな学びや大事なことがあるのだと思います。