クリスマスの飾り
居間の天井にクリスマスのオーナメントを飾りました。
小さな子供がいる訳ではありませんが、こうやって飾りをすると気分がノッてきます。
先日、ふれあい訪問員の活動で出逢った、1人暮らしの高齢者のお宅を訪問したときの話です。
随分前に、旦那様は他界され、以来ずっとお一人暮らしですが、
私がいつ行っても身なりが整って、家は綺麗に片付いており、
いつもニコニコと、最近の出来事を楽しそうにお話して下さいます。
「主人は私を置いて先に逝ってしまった。それは悲しいこと。でも、彼が望むことはきっと、
私が毎日楽しく過ごすことだから、毎日笑って、楽しく過ごそうと決めたの。
私が雨風を凌げる家と、食べることに困らない程度のお金を残してくれて、私はなんて幸せなのかしら。
彼にはとても感謝している。」と話します。
今を受け入れ、日々工夫しながら、与えられた環境を十二分に楽しんでいるという印象。
素敵な女性です。
「12月はクリスマスの飾り付けがあるから、忙しくなるわ。家中飾り付けするから見に来て頂戴ね」
彼女は旦那様の仕事の関係で、ニューヨークでの生活が長く、
クリスマスの飾り付けは恒例行事になっているんだそう。
「日本は四季があるから四季を感じられるけど、アメリカは日本ほど四季を感じられないから、
こうやって季節の飾りをして、楽しむのよね」とも話していました。
そういえば小さい頃は、家族でクリスマスツリーを飾って、
サンタさんに手紙を書いて、ケーキを食べてお祝いしました。
大人になって、そういう楽しいことをどこかに置いてきたのかな。
決して大きなイベントではないことの一つ一つを楽しみ、ワクワク、待ち遠しく思えたりして。
そうか、季節を楽しむ"ゆとり"が、心の豊かさをもたらしてくれるのか。
大人はそれを置いて、自らを忙しく(心を亡くする)させているのかもしれない。
そんなことを想い、早速、家の天井にゆらゆらとオーナメントを飾ったのです。
やっぱり気分がノッてきます。
クリスマスホリデーが待ち遠しい。