馬車道 さつま路の記憶
2016.03.30 Wed
先週久し振りに夜の馬車道を歩いて、1軒の店のことをふと思い出した。
お店の名前は「さつま路」。
48年続いたお店は、多くの常連客に惜しまれながら2012年3月24日に店を閉めた。
(さつま路があった常磐町通り一体は、現在建物が解体され開発が進んでいる。)
みんなから、お母さんと呼ばれていたさつま路の店主。
暖簾を潜ると、いつも変わりない温かな笑顔で迎えてくれた。
一見さんも、常連客も隔たり無く。一人でひょいっと立ち寄れる気楽な雰囲気があった。
未だ一人で立っていられる今、店をたたむのに丁度良い節目だと突然引退の決意をされたけれど、
その通り、しゃんとした割烹着姿のお母さんがいつまでも記憶に残っている。
お腹が空いている客には、温かいご飯と鯖の味噌煮が定番。美味しく温まる味だった。
思い出にと写真を撮らせていただいたのに、渡し損ね随分時間が経過してしまった。
さつま路のお母さん、お元気でいらっしゃいますか。
さつま路のファンがこのログを読んで、当時を懐かしく思い出していただけたら嬉しいです。