心を訓練するための八つの詩
2015.09.02 Wed
人から物を言われたとき、素直に聞き入れられるときと、
聞き入れられず腹が立つときがある。あなたには言われたくないと。
こういう心の状態が表れるのはなぜなのだろうかと考えると、
自分の傲慢さがそうさせている。
そうなりかけたとき、或いは常日頃から心に響かせている言葉がある。
わたしに与えられた言葉の処方箋。結構効きます。
いつであれ、他者と交流するときには、自分自身が最も劣った者と見なし、
自らの心の奥底から、他者を優れた者として慈しむことを学べますように。
他者が妬みから悪口、中傷などをもって私を不当に扱うときも、損失はすべて私が引き受け、
勝利は他者に与えることを学べますように。
自分が大きな期待をもって尽くした人が理由もなく私をひどく傷つけるときも、
すばらしい心の導き手として、その人を見なすことを学べますように。
「八句の心の訓練法」ゲシェー・ランリタンパ・ドルジェセンゲ著