Gochiso
2015.05.26 Tue
古民家、というよりは廃虚化した家を3年間掛けて住める状態にしたという母屋。
床を張り、壁を造り、竹藪を開拓して鶏小屋をつくり、水は山から引いている。
火は、薪で賄う。
自分たちが食べる分の作物をつくり、まさに自給自足の暮らしをしている。
鶏の世話は子供たちの仕事。夕方、卵を産んでいるかを探るのが楽しみ。
今日は2つも産んでくれて、夕飯に卵かけご飯のご馳走をいただきました。
散歩がてら、往復1時間掛けて、一の宮神社へ。
友人といろんな話をして、自分が大切にしている何かについて、発見して貰う。
自分のことは、自分が一番よく分かっていないので、いろいろと気付かされた。
台所で夕飯の支度をする友人の後ろ姿を写真に収める。
もんぺ姿がとてもよく似合う。
小さい頃に台所で仕事する母の後ろ姿を見ているようで、童心に返る。
ここでの暮らしは、全てがタイムスリップしたかのようでほっとする。
外で「湯加減ど~お?薪足そうか?」と友人が聞いてくれる。
わたしは、「ちょうどよい湯加減だよ」と答える。
薪で焚くお風呂は身体の芯から温まることを知り、とても驚いた。
お風呂のご馳走。
都会で暮らしていると、全てが当たり前のように手に入ります。
ここでは、一つ一つが手作業で、簡単にはいきません。
でもそれ以上に"大切な何か"がここにありました。
これからのよいヒントと元気を貰いました。ご馳走様。