雨後晴

2015.01.22 Thu  Journal 

amenochihare_20150122_01
朝から降っていた雨も夜には止み、
今宵は、青山の路地にある戸建の小料理屋"雨後晴"(Eating Place)で食事をした。

一枚板で出来た落ち着いたカウンター席に座り、
今朝オーナーが釣ってきたという新鮮な魚と美味しいお酒と共に、
器のこと、魚のこと、日本酒のこと、話が弾み、
気が付いたら随分と遅い時間になっていた。

店を出るときに、店主が軒先まで見送ってくれる。
外は冷えるから「お見送りはご無用に」と告げるが、最後まで見送りされる。

小道を歩き、その角を曲がるまで、
わたしは背中に気配を感じ、振り返ると、まだ見送りされている。

こう最後まで、気を配られる心遣いには、大変良い気持ちにさせられる。

店を後にし「よいお店でしたね」とご一緒した相手と会話し、私たちは渋谷駅で別れた。

わたしは、東横線に乗る為、階段を降りる。
降りるときに、また背中に気配を感じて、振り返ると笑顔で手を振っている。
わたしは、聞こえない声で「バイバイ」と唇を微かに動かしながら、笑顔で手を振る。

このお別れのシーンは、とても好き。
最後まで見送られることが、嬉しく想う。
お別れのシーンが決められると、今日一日良かった。と、句読点が付けられる。

帰宅し、お風呂に湯を張る。
気分が良いまま、お店にお礼のハガキを書く。

久し振りに夜更かししたのに、身体はなぜだか疲れていない。
お風呂に浸かり、考えていたことは、
良い食事と、時間を気にしない程の楽しい時間なら、身体は疲れないということ。

もう遅いに決まっている時間は想像できるが、
家に帰ってから時計は見ずに、だから何時に寝たのかは確かではないが、
何時に寝たかなど知らない脳で、翌朝は普段通りに起き、
一日中シャキッとしていたことは、なんとも不思議であった。

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