大滝湧水(大滝神社)で名水点
2019.08.21 Wed
オットセッテでランチを楽しんだ後、大滝湧水へ行ってきました。大滝湧水は、環境省の名水百選に選定された「八ヶ岳南麓高原湧水群」のひとつで小淵沢高原にある大滝神社の境内にあります。地元の人は勿論のこと、都心からも美味しい水を求めて訪問者はひっきりなしですが、観光地化はされておらず、静かで神秘的な場所でした。
透明度が高く美しい。水温は年間通して12度を保っており、ヒヤッとして気持ちがよいです。先ずは備え付けの杓子でお水を頂戴しました。まろやかで、柔らかくて、澄み切った水。美味しい。
社中の方がお道具をお持ちくださり、湧水で名水点しました。名水点とは、その名の通り、名水を用いてお茶を練るお点前のこと。こういうご馳走は本当に贅沢ですね。名水点についてもう少し説明を加えると、昔の人は午の刻(正午)を過ぎると井戸水に毒が生じ、子の刻(午前零時)を過ぎると新鮮な水に変わると信じていたため、水を汲む時間は夜明け前から朝方に限られていたそうで、名水点に用いる水は、汲む時間もポイントなのです。今日はもう15時を回っていましたがよしといたしましょう。神社へお参りするときも、できるだけ朝早い時間、日の出前がいいと言われていますよね。
滝をバックに一服。お抹茶はお湯の温度がぬるいと点ちません(泡立ちません)が、冷え冷えだどちゃんと点ちます。湧水でお抹茶いただいたのが今回の旅のハイライトでした。