弥生台 restaurant pétale de Sakura(レストラン ペタル ドゥ サクラ)
昨年12月で4周年を迎えた難波秀行さんのお店restaurant pétale de Sakura(レストラン ペタル ドゥ サクラ)に行ってきました。(お店のストーリーは過去のログで詳しく綴りましたのでよかったらこちらもご覧ください:過去の記事)
難波シェフのスペシャリテはオマール海老なので、いつか初夏に伺いたいと思いつつ、年に一度、季節関係なく訪問しており、今年は2月に。一新されたランチメニューは「薬膳ヨガ」深井みほ子さん監修のもと、薬膳のエッセンスを取り入れた内容になりました。
難波シェフの料理は近隣の農家さんを訪問して自ら収穫するところから始まります。旬の食材にはその季節に身体が必要とする栄養素が備わっていて、身体を整える働きがあります。食材の持つ効能を知り、楽んで食事するスタイルが薬膳フレンチです。
前菜:十勝ハーブ牛ほほ肉の赤ワイン煮(北海道上士幌町)/フォアグラ(フランス ランド産)/オマール海老のコンソメ/パン・デビス(肉桂・丁子・八角・生姜・陳皮・コリアンダー・蜂蜜・蕎麦)
見た目にも美しい一皿。水玉状に添えてあるのは酸味ある柚子とほろ苦い珈琲のソース。食べる位置によって味が変わる面白さ。散りばめられた小さなクルトンのようなものが香辛料を使ったパンデビス。
パン・デビスに使われている香辛料(肉桂・丁子・八角・生姜・陳皮・コリアンダー・蜂蜜・蕎麦)
複雑な味をつくっている香辛料。食材そのものを目で見て、舌で味わって。
パンは、泉区弥生台にあるベッカライトーイガンテンのバゲット。
菊芋は、保土ヶ谷区西谷町 飯田規秀さんの畑から。効能は食べ過ぎ防止。不思議な形の黒い実はロングペッパー(黒胡椒)。ブラックペッパーよりも辛味は穏やか。喉の風邪予防に効果的。
横浜野菜(濱の農家さんたち)のココット/自家製オマール海老オイル
素材の美味しさを味わえる逸品。
サーブする時一時的に置くための台には、提供される一皿に使われている食材が都度並べられます。嬉しいプレゼンテーションです。
神奈川で水揚げされた鯛/黒キクラゲ・おひさま椎茸(金沢区釜利谷東/永嶋太一郎さん)/春菊(泉区和和泉町/横山勝太さん)/クコの実
ハマッ子牛乳の初乳チーズ・獅子ゆず(瀬谷区阿久和南 / 相澤広司さん)/ハマブーンブーンはちみつ(中区関内 / 岡田信行さん)/黒豆
初乳の効能は喉の風邪予防。蜂の巣型で模られたはちみつ入り薄いクッキーがトッピングに。柚子と初乳のチーズはさっぱりしていてコースの〆に爽やかなデザート。食後の飲み物は、ベルガモット、フレンチバニラ、柑橘が香る有機ブレンド紅茶(アールグレイクレーム/アートオブティー)にしました。
週末はアニバーサリー利用のゲストも多く、店内は華やかなムード。きちんとした装いで出掛け、背筋を伸ばして食事する。こういう時間も大切ですね。ご馳走様でした。
■店名:restaurant pétale de Sakura(レストラン ペタル ドゥ サクラ)
■住所:横浜市泉区弥生台5-2
■電話:045-443-5876
■営業時間:Lunch11:30~15:00(L.O14:00) Dinner17:30~22:00(L.O21:00)
■定休日:月曜日(要確認)
■HP:https://petaledesakura.com/