八日茶会
観環居カフェ 夏のお茶会
<会記>
花:むくげ 水引 百合 白山吹の実
花入:虫かご
薄器:ハイビスカス 沖縄塗(紅坊)
茶杓:蝉しぶれ 寛道作
茶碗:ガラス 山下富生
馬盥 トンボの絵 昭楽造
目高 宮川香せつ造
スイカ
建水:毛織 菊割
菓子器:ガラス 吹墨鮆文皿 河上泰一郎
菓子:多摩川(錦玉)千草庵
茶飯釜茶事 (チャリティー)
今できることは何か?
家元の提案で、茶飯釜茶事の御礼を義援金とすることに。
茶飯釜は茶の湯と懐石料理の飯を同じ釜で扱う珍しい茶事。
待合でいただいた、柿の葉茶
身体があたたまる。
中に入っているのは、干し柿ではなく、半生の柿。
なんでも吉野で作られた新しい手法によるもの。
炭点前が終わり、炭に火が点火。
通常なら、お椀に味噌汁、ご飯が一文字に入っていますが、
ご飯はこれから炊くので、向付だけです。
向付は、細魚の昆布〆
八寸、平貝の粕漬け、山うど天ぷら
御飯はまだですが、ここでお酒を頂きます。
御飯を入れて、釜を火に掛けます。
竹の筒を使って、息を吹き掛け火力を強める。
御湯の中に入れるので、御飯は15分程度で炊き上がる。
炊き上がらったら杓文字で切って、直ぐにお櫃へ移します。
いい塩梅に炊き上がり、御釜のお米も綺麗に剥がれました。
美味しい御飯、何よりのご馳走。
味噌汁も一旦火に掛け、あつあつをいただきます。
白味噌の味噌汁(生湯葉・芹)
物凄い蒸気でピントがボケてしまいましたが、最高の御飯と味噌汁です。
竹の子 白味噌和え
山椒が効いてきます。
旬の食材を食すことで、身体のバランスが整えられます。
春はえぐみ(うど・竹の子・ふきのとう)、秋は渋み(柿・栗)
蛤しんじょ(目鯛のしんじょ)
焼き物、甘鯛
炊き合わせ、鶏(もも)・蓮・舞茸
香の物
少量残しておいた御飯に、香の物、おこげ入の御湯を注ぎ、
お茶漬けさらさらにしていただきます。
御濃茶の主菓子
加賀 中田屋の「きんつばさくら」
白小豆がぎっしり詰まった贅沢な一品
続いて、薄茶の千菓子
桜の箱に入っています。
京都 長久堂「きぬた」
伊賀 紅梅屋「さまざま桜」
薄茶器
安南写「長の字」
御茶尺 おぼろ月 (淡淡斎)
御棗 花筏 (江戸時代初期)
御茶入 白鷹取
御仕覆 ギリシア青竜門
寒天蜜豆
この時期にいただく寒天。清涼感があり口がさっぱりする。
寒天は薩田商店
御軸の写真を撮影するのを忘れましたが、十市遠忠筆500年ほどまでのものでした。
贅沢な春のひととき。
初釜
改めまして、あけましておめでとうございます。
初釜です。
こまをまわして、出た絵のおちょこでいただきます。
お酒にはふんだんに金箔が入っています。
天狗はあたり。
薄茶席へ…
干支のうさぎ
今年はかわいいお道具たくさんでてくると思う。
お薄のお菓子
うさぎのお盆にのせて
お濃茶の席へ…
盆画
タイトルは「今井浜」
今年のお題目「葉」にちなんだ葉のふた置き
お濃茶の器
金箔と銀箔が塗られています。とても豪華です。
千草庵の花びら餅
お煎茶席へ…
一煎目は、玉露のうまみを味わいます。
ちなみに、こちらの玉露100g≒1万円でございます。
二煎目は、うまみが消えてしまうため、お菓子で口の中を甘くして
富山五郎丸屋の薄氷と香川三谷製糖 和三盆 羽根さぬき
今年は11月に、川崎大師で御煎茶席を持ちます。