西富士宮 Bio-S (レストラン ビオス)
富士の麓にある「ビオファームまつき」が5周年を迎え、10/9にリニューアルオープン。
再訪問しました。
毎年1~2度訪問しますが、中へ入るなり「いつもありがとうございます」と一言。
頻度少ない訪問ですが、覚えていて下さり嬉しく思います。
10月よりシェフが変わり、芸術的で、
一つの野菜、一つの食材が持つ、美味しさや可能性を、奥深く、楽しく追求した新しいコースに。
題して「里山から発信するガストロノミー」です。
コースは2種類。
テイスティングコース 8,500円と、ショートコース4,500円(税別)
ショートコースでも十分過ぎる内容と知っているので、ショートコースをお願いしました。
テーブルセッティングは、ニッコーのサービスプレートの下に、
滑り止めとして、よくぬめした鹿革、その下に岩のプレートが敷かれています。
ナプキンリングは、鹿の角と鹿革でつくられたもの。
全ての材料は、地元で獲れ、地元で加工したものです。
素敵ですね。
食前、葡萄ジュースを炭酸で割った、ノンアルコールカクテル(800円税別)で乾杯
上品な味です。
運転手でない方は、昼間からビール。
ホップの香りだけ嗅がせて頂きました。よい香りがします。
ゆで落花生のエーブルスキワ
※エーブルスキワとは、デンマークでポピュラーなクリスマスの焼き菓子。丸く焼いたホットケーキ
バターとヨーグルトとホエーを混ぜたもの。
上の黒い粉は、炭パウダー。
プレゼンテーションが面白いです。
九条ネギのスープ
ネギの香りがふさっと広がる、優しいお味。
微量に感じるでんぷん質は、レッドムーン。少量の牛乳が食材を調和させ、まろやかにしています。
青木さんが富士で平飼している鶏の胸肉のロースト
小松菜のピューレとフラン ※マッシュルームを発酵させた液をエスプーマで仕上げています。
いや~このお肉は、歯応えがあり、フレッシュさの極み。
臭みは全くないのですが、野生を感じる、喉を通る度に、命をいただいているような、そんな感じ。
印象的なお肉でした。
焼き色をつけた西浦ミカン、オレンジ風味のサバイヨン ニッキリーフのグラニテ
※サバイヨンとは、卵黄に水、酒類などの水分を加えて軽く温めながら細かく泡立てたもの
グラニテでニッキリーフは初めてでした。
甘味は強かったですが、口がさっぱりしました。
ミニチュアのどら焼き。女子がキャーとなる可愛らしさ。
チョコレートのフィルムは、ピュアなカカオの香りが、口の中で解けます。
こちらへ訪問する少し前に、ロブションでお食事しましたが、
プレゼンテーションがどこかロブションと似ています。
オーナーの松木さんは、ロブションで第一給仕長を務めていた方です。
以前はビシッとしたスーツで迎えて下さいましたが、
リニューアルして、装いがカジュアルに。またそれもお似合いでした。
素敵なお食事と、素敵な時間をありがとうございました。
●店名:レストラン ビオス (restaurant BIO-S)
●住所:静岡県富士宮市大鹿窪939-1
●電話:0544-67-0095
●営業時間:11:30~14:00(L.O.) 17:30~20:00(L.O.)
●定休日:毎週火・水曜日定休