相模原 ギョウザの萬金
熱狂的なファンも多い千葉県野田市発の「ホワイト餃子」唯一の神奈川県店舗、萬金に行ってきました。最寄り駅は小田急相模原駅です。十三年前まで横浜の興福寺松原商店街にもあったのですが閉店。この餃子、時々無性に食べたくなるんですよね。と、思っていたらやはり同じように思っている方も多く、横浜からわざわざ萬金に食べに来る方、冷凍餃子を買い求める方も多いそうです。何とも懐かしい味。独特で、やや中毒性がある餃子なんです。
伺ったのは午後2時半。満席ではなかったものの、お客さんが多いことに驚きました。お昼のピークが済んでからディナータイムを迎えるまでの時間をアイドルタイムと呼ぶのですが、このアイドルタイムが無いお店です。平日でこれですから週末となると並ぶことは覚悟しておいた方がいいです。メニュー表はA4 一枚に収まる品数。裏側がドリンクメニュー。情報が少な過ぎて店主のこだわりが全く伝わってこないのですが、色々とこだわりがあるんです。ホワイト餃子で修行し暖簾分けした店舗は焼餃子のみをホワイト餃子のレシピ、調味料でつくっていて、その他は各店独自で開発したものを提供しています。そのため焼餃子はお馴染みの味。でも水餃子は初めて食べる海老入りのあっさりした味付けでした。ラー油、特製ダレは自家製で、サラダのドレッシングはマヨネーズから手作りしています。
餃子は裏の作業場で毎日手作りしており、一日15,000個は仕込むんだそう。店内で提供する分の他、地方発送も行っているのでそれだけ仕込んでも回らないそうです。「餃子の仕込みはタイやベトナム人がつくっていて裏はかなり国際的なんですよ。今の時代、飲食店は外国人の人手無しにはやっていけないんじゃないかな」と話す。確かに。最近都内のコンビニも外国人が働いていることが多く、しっかりと日本語対応しているから、能力高いなと、参っちゃいます。コンビニといったら学生バイトの王道だったのに、時代が変わりました。一人15〜20個は食べられると思います。基本的に追加注文はNGなので注文は一回でお願いします。
裏の作業場は国際的ですし、座間基地が近いこともあって外国人客も多く、店主も従業員も全員英語が話せます。毎日焼き続け手首を傷めてテーピングをしているのが、チャーリーの愛称で呼ばれているフレンドリーな店主。ホワイト餃子は焼き方が独特なんです。これ毎日やっていたら絶対傷めます。持ち帰りも店内提供も冷凍の状態で冷たいフライパンに並べ、その後熱湯を注いで蒸らし焼きし、そこへ熱した油をどばーっと入れ(ここが見せ場)今度は揚げ焼きします。最後に油を捨て、お皿でフライパンに蓋をするようにしてひっくり返したら出来上がり。フライパン1枚で20個焼けるので20個単位で注文するのがグッド。
「綺麗に焼けた」と、店主自信作を撮らせていただきました。美味しい焼き色がついています。20個だとこのビジュアル。
私は焼餃子480円/10個を注文。10個だと少々インパクトに欠けますね。20個余裕で食べられますが、水餃子も食べたくって10個に抑えました。小籠包、肉饅、パンのような見た目。カリッふわっ。具材は数種類の野菜と豚肉。割とあっさりているので、軽く10個はいけますね。
中は若干空洞になっているので、重たくはありません。最初はそのままで。続いて酢醤油。最後は自家製のラー油を入れて味変しました。
よかったらこのタレも試してみて!と鉄鍋餃子用の特製ダレも試してみました。うーん複雑。これはとても複雑。醤油、ラー油、煎り胡麻、酢、唐辛子、ピーナッツ、そして八角やニッキ、薬膳系のスパイスを合わせたオリジナルのタレ。初めて出会う味でした。
水餃子480円/8個。こちらは萬金のオリジナル。サイズ感は小さ目で皮はモチモチ。汁に浸かってもぶよぶよせずぷりっとした皮は、上新粉・薄力粉・強力粉と3種類の粉を使っています。汁もあっさりして美味しい。
具材は野菜・豚肉・海老。海老の食感は残しつつもツルンと食べられる逸品。店主オススメの自家製ぽん酢でさっぱりと。美味。美味。
男性4人で80個注文されたテーブル席が盛り上がっていたので、写真を撮らせてくださいとお願いして撮影させて貰いました。
注文した品々が揃いましたがお預け状態。撮影完了するまで待って下さいました。ありがとうございます。
見て下さい。この白飯の量。時間は15時半。お昼はもう済んでいるそうで、おやつタイムなんだそう。健康的な体格の男性が白飯をかきこむ姿って、素敵です。見ていて気持ちがよいです。カウンター席にはガテン系の男性もちらほら居て、皆さん餃子をおかずに白飯をがっついていました。ほんと気持ちいい。
勿論、お土産に冷凍餃子を買いって帰りました。焼餃子は20個単位(665円)、水餃子は10個単位(48円)での販売です。賞味期限は冷凍で1ヶ月。オススメのバカ旨タレ50円もお土産に。通販も行っていますが送料が2,000円近く掛かるので、距離はありますが、食べに行ってお土産に買って帰るほうが安いかな。また伺いますね。ご馳走様でした。
■店名:ギョウザの萬金
■住所:神奈川県相模原市相南4-1-7
■電話:042-746-5855
■営業時間:AM11:00〜PM9:30(ラストオーダーPM9:00)
■定休日:水曜日 ※祝祭日の水曜の場合は、翌木曜休み
■HP:https://mankingyoza.com/