元町中華街 千禧楼 (せんきろう)
お盆の中華街は大変賑わっています。今日ランチで伺ったのは、JR石川町駅から一番近い「延平門」をくぐり、西門通りを100mほど歩いたところにある「千禧楼 (せんきろう)」。中華街の中心からは少し外れたところにあるので、連れて来ていただかないと気付かない、というか、なかなか自分のチョイスでは入らなかったであろうお店。今日は平日限定の5,000円ランチコースを予約していました。
こぢんまりとした店内。通されたのは1階。2階には個室もあるようです。中国語が飛び交う店内は、常連さんと思われるお客さんばかり。ランチの定食は800円からとリーズナブル。コースは5,000円以外に、1,900円からありました。
1品目の冷たい前菜。スタンバイできているので直ぐに出てきます。甘辛い叉焼、鴨のハム、蒸し海老、蒸し鶏。
2品目は、伊勢海老のチリソース。これは美味。しっかりとした身の食べごたえ。衣がパリパリして美味しい。
ゴージャスで、見た目にも美味しい。海老好きにはたまりません!
3品目、アワビと野菜の炒め。さっぱりとした味付けですが、やや塩気が強かったかな。
4品目、カニ爪の揚げ物。カニの身の上から、すり身をかぶせ、衣を付けて揚げたもの。こちらも美味。
5品目、小籠包。とってもジューシー。この時点で結構満腹です。
6品目、牛肉の角煮。八角が柔らかく香ります。八角がキツイのは苦手な方も多いと思いますが、こちらの角煮は八角が苦手な方でも美味しくいただけるお味だと思います。
8品目、カニと卵のスープ。とてもあっさりとしています。オーナーの出身地である福建省でよく食べられるスープ。
散々頂いてお腹ははち切れそうでしたが、こちらのスープは、すっと胃におさまり、飲み干してしまいました。
9品目、海苔と海鮮の炒飯。海苔の炒飯って、ちょっと珍しいですよね。最初は「ん?」と思いましたが、癖になる味。海苔とセロリが効いています。その他の具は、小さくカットした貝柱と海老。こちらも福建省の郷土料理です。中国の東南部に位置する福建省は、海岸線が長く漁業が盛んなので海産物を使ったお料理も多いですが、全体的には平地が少なく、山がちな土地柄で、山間地域ではたけのこやきのこなどの食材をつかうことも多いのが特徴。
今、写真をまとめていて思いましたが、10品も頂いたのですね。どうりで腹持ちよく、夕飯はスキップしました。こちらの5,000円ランチ、原価を考慮するとリーズナブルだなと思います。中華街のランチは800円前後で頂けるお店も増え、特に、メインストリートである「中華街通り」を外すと、価格設定が安くておすすめ。ご馳走様でした。
■店名:千禧楼 (せんきろう)
■住所:神奈川県横浜市中区山下町216-4
■電話番号:045-662-1919
■営業時間:11:00~24:00(L.O.23:30)