佐賀 完全予約制のカレー店 カレーのアキンボ

2018.04.02 Mon Eating place, 佐賀

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佐賀県長崎自動車道「佐賀大和IC」からほど近い場所に、完全予約制のカレー屋さんがあるとのこと、ツイッターのDMで予約し訪問。看板が出ていないので少々分かり辛いですが、ナビで迷わず辿り着くことができました。カレーのアキンボは東京錦糸町で5年営業した後、2015年9月、店主の故郷である佐賀市大和町に移転。現在はお一人で運営されているため、昼6名、夜4名の完全予約制で、メニューは3種類のカレーが楽しめる日替わりカレーコース3,500円(税込)1本のみ。

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古い日本家屋は自身が改装したそうでセンス光るシンプルな設え。中央には6人掛けのダイニングテーブルが1台。奥には2人掛けのテーブルと調理場出口付近には使用する食器がスタンバイされています。器は近所の器店「RITMUS」で調達しているそう。作家物は一部オリジナル品で食材が映える黒い土物が多いです。

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日本家屋は断熱性が悪いため少々足物が冷えますが、夏は風通しが抜群によく気持ちがよいと思います。それにしても石油ストーブがよく似合います。

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奥には8畳程の畳の部屋があり、お子様連れのお客様などが利用可。

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席に着くと、お水ではなく白湯が出てきます。胃に優しいです。健康への配慮が感じられました。食べる前に白湯をいただき胃をウォームアップさせます。食事中も冷たいお水より白湯の方が胃に負担なく消化によいのです。ちなみに、カレー店で食後にラッシーが出てきますが、これはスパイスなどの刺激物を摂った後、乳製品の脂分で胃を保護するためです。伝統的な食べ方にはちゃんと意味があります。

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鯖の酢漬け、菜の花、金柑 カレー

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海老のリゾット。お米は店主のお兄様が趣味でつくられている「夢のしずく」という品種に古代米を合わせて炊いています。お米は程よく芯が残り硬めの食感。蒸らす前のお米をさっと取り分け、更に海老の出汁で炊いています。海老の香りはガツンと強いものではなく、香りは主張しないけれど旨味はある不思議なリゾット。トッピングは生の海老をたたいたもの。

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ラムひき肉カレー。ラムの臭みは全くありません。リゾットと同じお米ですがこちらは蒸らした後で柔らかい食感。

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野菜カレー。ゴロゴロ野菜のカレーライスではなく、グリルした野菜と鰹節を加えて煮たダール豆。上品なプレゼンテーション。全体的に穏やかな味付け。ポーションは少な目です。ご飯多めでお願いしましたがこの通り。提供はかなりゆっくりです。十分に時間をとって伺いましょう。

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8時間かけ低温でじっくり蒸したプリンはとっても濃厚。甘さは控えめ。

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2層になっており、プリンではなく、チーズに近い重さがあり少量でも食べごたえがありました。

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昼食は1時間半から2時間掛かりますので、時間に余裕を持って伺った方がよいでしょう。カレーは癖になるスパイシーホットではなく、かなり優しい味。油脂も塩分も控えめです。スパイスが苦手な人でも美味しくいただけるカレー、スパイス好きの人には少々物足りたにかもしれません。

カレーでコース料理を提供しているお店は、全国探してもここだけかもしれません。「カレー」と聞いてやはり思い浮かべるのは「カレーライス」か「インドカレー」。カレーのアキンボは、そのどちらでもなく、「スパイスとハーブをつかった創作料理」というジャンルだったように思います。

こちらのコース料理、以前は2,000円〜2,500円で提供していたそうです。1日の最大対応数が決まっている以上現在の3,500円という価格は仕方ないのかもしれませんが、少々高いように感じてしまったのが正直なところ。今回凄く期待してしまったが故に驚きが無く残念に思いました。もう少し店主の方ともコミュニケーションを取りたかったなと思います。よいお店なのですが、わざわざまた行きたい!と思わせるには、ここにしかない何か、相当な仕掛けが必要です。価格設定も利益を出しつつ喜ばれる妥当なラインが難しい。今回はやや強気。強気に見合うだけのパフォーマンスを求められてしまう。色々と考え深いランチとなりました。

皆様遥々ご一緒いただきまして有難う御座いました。

■店名:カレーのアキンボ
■住所:佐賀市大和町川上475
■電話番号:080-6426-4170(電話に出られない場合もあります)
■営業時間:11:00~17:00、18:00~20:00
■定休日:日曜
※完全予約制 予約はfacebook、twitterダイレクトメッセージ