鰹節削り器
2014.03.28 Fri
実家の押入れから祖母の削り器がでてきました。
随分使っていなかったので道具屋さんにみていただき
「良いものだから 大切にしなさい」と 綺麗になって戻ってきました。
「良いもの」と言われて私は嬉しく思うと共に ふと
その時代に質の悪いものをつくる職人さんなどもいなかったのだろうと。
今みたいに大量生産しない時代。
昔はどこの家庭にもあった道具、その1台を大切に 直し直し使い続けて。
鰹節屋のタイコウさんから仕入れた一本釣の本節 鹿児島枕崎産(背)をおろしました。
もうこれやめられないぐらい美味しくって、今までの鰹節との違いは歴然。
毎日こんなに美味しかったら舌が肥えてしまいます。
昆布に火をかけてからすぐに、鰹節を削り始め
沸騰する直前、昆布を引き上げ、その削りたての鰹節を入れ、出汁をとる。
一手間掛けてこの美味しさならば、これは手間を掛ける価値が高い。
(一本釣本鰹 945円/100g 正味量346g)