佐賀県神埼市 百年庵

2017.08.11 Fri  Eating place, 素麺 神崎

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佐賀県民に「佐賀の名物は何?」と聞くと、大抵「特にないな~」と返ってきます。
そんな中、地元の方に紹介していただいた「百年庵」。
百年庵は、創業は130年余り、井上製麺が運営するレストランです。
こちらでは、佐賀のご当地ブランド第1号となった神崎そうめんをいただくことができます。
素麺と聞くとやはり「揖保乃糸」が有名だと思いますが、実は佐賀にも「神崎そうめん」なるブランドがあったのです。

先日佐賀空港を初めて利用し、市内まで車を走らせたところ、田んぼ以外何もありませんでした。
そこには美しい風景が広がり、秋の稲穂の季節なんかはもう最高に美しいのではないかと思います。
地元の方の話では、6月下旬、水を張った田んぼに映る満月がそれはそれは神秘的なんだそう。

この田んぼは、米と麦、二毛作を行っていることが特徴で、6月下旬に水入れと田植えを行い、10月ごろに稲刈りを。
その後野焼きによって藁を灰にして肥料とします。
11月下旬ごろに麦が植えられ、3月ごろ収穫となり、再び野焼きを行ないます。
ちなみに、10月の稲刈り後から麦植えまでの農地が「空いている」期間に合わせて、佐賀インターナショナルバルーンフェスタ(熱気球競技大会)が行われ、佐賀平野中西部の広範囲で熱気球が離着陸します。

話を「百年庵」に戻します。
神崎そうめんの歴史は古く、370~400年前に諸国を行脚してきた小豆島の雲水(修行僧)が長崎街道の神埼宿で病に倒れたときに、神埼の人に世話になったお礼に、手延べそうめんの製法を伝えたと言われています。
以降、そうめん作りに適した風土を生かし、神埼はそうめんの一大生産地に成長。

井上製麺の素麺は、地元産の有機栽培小麦(一部輸入)と、ミネラル分が多い塩。
水は、地下100メートルの岩盤から染み出す地下水を更に特別な浄化器でアルカリイオン化し、
マイナスイオンを付加したこだわりの水を使用しています。

写真を撮り忘れてしまいましたが、レストランの隣には井上製麺の店舗があり買い物ができます。
アクセスを調べたところ、昭和バス「仁比山神社前」停留所下車徒歩5分と記載がありましたが、車で行くのが現実的。
入り口にある水車が目印、無料駐車場は20台あります。

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店内は、席数50席と広々開放的な空間。
背振山系(せふりがわ)から流れ出る城原川の清流を望みながら食事ができる、奥の座敷席がおすすめ。
掘りごたつタイプなので、正座の心配は無用です。
尚、ランチタイムも予約が可能なので、事前予約がおすすめです。

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こちらがランチメニュー。「百年庵御膳 そうめん 1,300円」をお願いしました。

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彩りよく、盛りだくさんの内容。揚げ物は、地元で採れたジャガイモ、ニンジン、玉ねぎに素麺を加えた具に、砕いた素麺をまぶして揚げた素麺コロッケ。

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のど越しのよい素麺。せっかく素麺を食べにきたので素麺をお願いしましたが、
にゅうめんも人気のようです。次回はにゅうめんにしたいと思います。

ラーメンやうどん専門店は多くありますが、素麺が食べられるお店は少ないと思います。
素麺は、家でいただくのも美味しいですが、清流を望みながらいただく素麺は格別でした。

●店名:百年庵
●住所:佐賀県神埼市神崎町的1779
●電話番号:0952-53-2853
●営業時間:月・火・木・金 11:00~14:00 土・日・祝 11:00~15:00
●定休日:水曜