関内 Bistro Paris17 (ビストロパリ17区)

2010.12.09 Thu  関内

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コック・オー・ヴァンをどうしても食べたいという我儘に付き合って下さった『パリの17区』石井シェフ。
コック・オー・ヴァンとは、
フランスの田舎料理の代表格で、鶏腿肉、ベーコン、マッシュルーム、タマネギなどを赤ワインで煮込み、
黒コショウの風味を利かせたもの。
発祥の地は赤ワインの煮込み料理で名高いブルゴーニュ。
現在はフランス全土に家庭料理として広まっている。
特徴は、料理名にもあるcoq(成熟した未去勢の雄鶏)が使われており、
元来、肉の硬い老いた雄鶏を食べやすくするために考案されたレシピであるが、
低温で長時間煮込んでも煮崩れず、若鶏には出せない滋味が現れる。

シチュー用の若鶏を使うのでなければ、
身を柔らかくするために一晩以上赤ワインに漬け込まなければならない。
近年は手間を減らすために若鶏や雌鶏を使い、
漬け込みの工程を無くし、煮込み時間も短いレシピが主流となっている。
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わざわざ、フランスから成熟した雄鶏『プレジェンヌ』(地鶏)を空輸し、食べさせてくれた。
若い鶏とは違って、引き締まった肉質。
煮込んでも崩れることなく、味は深い。
付け合せはペンネ。
これもフランスの家庭でよく用いられるそう。
よく味がしみ込んでいる。
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(自家製パン)
本格的な『ポトフ』が食べてみたいという願いも叶えてくれたシェフ。
ポトフと云えば、根野菜などをベーコンでコンソメ風に煮込んだお手軽スープだけど、
本格的にはどうなのだろう…と思って。
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ル・クルーゼで出てきました!
後で調べてみたら、『ポトフ』とは、フランス語で「火にかけた鍋」という意味。
なるほど。
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マスタードを添えていただきます。
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パリの路地裏にこんな雰囲気のお店あったな。
ビストロは肩肘を張らないフレンチ。
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3人で行って、一人3,000円でした。
わざわざ鶏を空輸するところから、手間と時間を掛けたおもてなし料理、感謝。
石井シェフありがとう。
●店名:パリの17区
●住所:横浜市中区相生町4-65-3 馬車道メディカルスクエアビル1F
●電話:045-664-1417
●営業時間:ランチ 11:30~14:30(L.O.13:30) ディナー 17:30~23:00(L.O.22:00)
※日曜17:30~22:00(L.O.21:00)
●定休日:月曜

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