自由が丘 ベアバーガー(Bareburger JIYUGAOKA)

2015.07.23 Thu  自由ヶ丘

barebuger_20150721_01
NY発のオーガニックグルメバーガー、ベアバーガー国内一号店が7月19日、自由が丘にオープンしました。
場所は、自由が丘正面北口下車、蜂の家とWeekly shopの間を直進し、
次の信号を渡った先にあるTomorrow Land内にあります。駅から徒歩5分程。

ベアバーガーは2009年NY、Queensで創業。
北米を中心に26店舗展開。屋号の”bare”は、BEAR(クマ)ではなく、ありのままという意味ですが、
ベアバーガーのロゴはクマ、店内の至るところにもクマを見つけました。

barebuger_20150721_02
国内出店にあたっては、Tomorrow Landbareburgerとパートナーシップを結び、ベアバーガージャパンを設立。
ショップは2層構造で60坪、97席。
1階がテラス席、カウンター席と厨房。2階は2つのエリアに分かれたテーブル席。

barebuger_20150721_04
ベアバーガーの特徴は、ホルモンや農薬などを極力使わずに育てた食材を提供するという方針で、
放し飼いで牧草育ちの牛肉や牛乳、卵、保存料不使用のバンズ、無農薬野菜など、
すべて有機肥料によって生産された農産物に拘っています。
ミシュランNY版では、sustainable-minded gem(環境に配慮する名店)と評されており、
メニュー表には以下の言葉が記されていました。

all meats are free range(放し飼い)
pasture raised humanely(人工肥料ではなく放牧で育てた)
raised antibiotic gluten and hormone free(抗生物質、ホルモン剤不使用)
NO GMO(Genetically Modified Organism)(遺伝子組換え生物されていない)

ハンバーガーは13種類。
パティは、定番のビーフ、チキン、ターキー、豆腐、日本限定の尾崎牛。
自分の好みにカスタマイズできるBE MY BURGERもありました。(これは上級者向きですね!)

barebuger_20150721_08
おススメは、

THE STANDARD(スタンダード)1,380円
ビーフ・エグモントチーズ・ディルピクルス・スタウトオニオン・スペシャルソース・ブリオッシュバンズ
※最もシンプルでパティ、チーズ、バンズのバランスが味わえるバーガー

COUNTY FAIR(カウンティ フェア)
ビーフ・チェダチーズ・ディルピクルス・スライスレッドオニオン
スライストマト・ロメインレタス・マヨネーズ・ブリオッシュバンズ
※スタンダードをベースに野菜を足したややさっぱり系

TOMORROW BURGER(トゥモローバーガー) 2,980円 ※数量限定
尾崎牛・トマト・レタス・レッドオニオン・スペシャルソース・ブリオッシュバンズ
※トゥモローランド一押しのプレミアムバーガー

TSUKUNE(つくね) 1,520円
鶏肉のつくね・テリヤキソース・トマト・白髪ネギ・グリーンリーフ・フライドエッグ・ブリオッシュバンズ
※日本オリジナルメニュー

FARMSTEAD(ファームステッド)
豆腐&ミックスビーンズ・ブロッコリーフムス・スライストマト・ミックスグリーン・アボカドバジルドレッシング・グリーンラップ
※ビーガン向け

barebuger_20150721_07
初めてなので、最もベーシックなTHE STANDARD(スタンダード)1,380円を注文しました。
サイドオーダーは、日本では珍しいsweet fries(サツマイモのフライ) 540円を注文。
色は濃いめのきつね色で、網目状にカットされています。
ちなみに、フレンチフライ500円は、一般的なストレートタイプです。
サイドオーダーの他には、数種類のサラダがありましたが、
ホーローのボウルにたっぷりとグリーンが盛りつけられており美味しそうでした。

ドリンクは注文しませんでしたが、カクテルやワイン、アルコール類も充実しており、
オープン時間から提供しています。
ソーダ、アイスティ、コーヒーなどは430円~。NYでも人気があるシェイクは780円~。
値段もしますが、たっぷりアメリカンサイズです。

barebuger_20150721_03
テーブルには、SIR KENSINGTON’Sのオーガニックケチャップとマスタード。
岩塩と黒コショウ、フォーク・ナイフ、オシボリ、ナフキンが置いてありました。

barebuger_20150721_06
こちらが、THE STANDARD(スタンダード)1,380円。注文してから5分弱で出てきました。
提供まで結構速いですが、スタンバイではなく、下の厨房でオーダーを受けてから焼いてくれます。
パティは一度に8枚ほど焼けるそうなので、効率が良いそうです。
ブリオッシュバンズは、パン工場でつくってもらっているとのこと。

barebuger_20150721_05
パティは、オーストラリア産オーガニックビーフ100%。
牧草飼育(グラスフェッド)です。

ハングリータイガーのような丸みがあり、焼き具合はミディアムです。
スパイス、塩分は弱く、ジューシーな肉の旨味が感じられます。
ハンバーガーではなく、ハンバーグステーキを食べているような肉、肉感。
あめ色のオニオンとオーロラソースのようなスペシャルソース。シンプルな味付けです。

オーガニックビーフについてはまだ市場が小さいですが、
オーストラリア産はオーガニックに限らずメインが牧草飼育(グラスフェッド)で、
米国産は穀物飼育(グレンフェッド)です。

牧草飼育のオーガニックは、先ず広大な土地が必要で、
牧草の育て方、除草方法、雑草の種を食べる昆虫の扱い方などの規定と指導技術が確立されています。
米国産は、穀物飼育、つまり、飼料に混合している穀物もオーガニックでなくてはなりません。

牛は草食で、もともと穀物は食べない動物です。
いくらオーガニックとはいえ、穀物飼育は不自然なので、より自然であることを考慮するとオーストラリア産(或いはニュージーランド産)となりますが、自然に育てるため、生育や味にバラつきが出易く扱い難い。特に、チェーン展開している飲食店においては、大きなデメリットとなります。
米国では、飼料を計算して、機械のように緻密に生産する為、規格が揃っています。
商業的には大きなメリットです。

食事をしていて思ったことは、オーガニックと謳っていても落とし穴があるということです。
オーガニックは安心、安全という思い込みがありますが、
やはり、どのように育てらえているのか考えることは大切ですね。
もし自分が牛だったら牧草育成がよいです。

できるだけ質のよいものを選び、食べましょう。
でも、量が多かったらよいものも身体に負担が掛かって悪になるのですね。
今日は美味しくいただきました。食べ納め、暫く節制します。

会計はテーブルで。
提供するものはハンバーガーですが、価格帯は決して安い訳ではないので、ちょっと贅沢なランチでした。

店内2人以上の女子利用が多かったです。
間違えなく女子が好きな雰囲気で、男性はちょっと入り難いかもしれません。
(でも彼女は喜びます。食後のデザートに、Tomorrow Landでお買い物などいかがでしょうか。)

住所:東京都目黒区自由が丘2-16-10メイプルファーム内
電話番号:03-3724-5820
営業時間:11:00〜22:00
HP:http://www.bareburger.co.jp/

感想を送る