中目黒 La vie a la Campagne (ラ・ヴィア・ラ・カンパーニュ)
東京台湾へ行った翌朝、再び中目黒へ。月一の「早起きして朝食を食べに行こうの会」11月は中目黒の La vie a la Campagneに行ってきました。中目黒駅南口改札裏側の商店街を5分ぐらい歩いた路地にある一軒家のカフェです。中目黒はお洒落なカフェがひしめくエリアですが商店街を歩いていると八百屋さんや理髪店、路地にはマンションや戸建てがあって、ここに住む人の暮らしを感じることが出来ます。
商店街から1ブロック路地に入った場所にある、古い民家を改築した一軒家が La vie a la Campagne。ガレージだったと思われるスペースには、アンティーク雑貨や焼き立てのパンが並んでいます。モーニングは9時からで8時50分に到着、一番乗りです。店主のロシャン・シルバさんが出迎えて下さいました。「おはようございます」と、先ずはお互い自己紹介を。シルバさんのご出身はイタリアで、お父様がスペイン、お母様がスリランカ人。洋服をデザインするのが本業で、セカンドビジネスとして始めた鎌倉のカフェを皮切りにカフェ事業を展開するようになって、中目黒のお店は2012年2月にオープン。カフェは現在4店舗あって、今年の春には5店舗目となるお店が札幌にオープンしたばかり。
パンは本を参考に独学で学んだそうです。小さい頃から手作りのパンが暮らしの中にあって。彼がつくるパンは素材を活かした安心して食べ続けられる素朴で個性的なパン。1階の奥にはシンプルでモダンな洋服、北海道の工房でつくっているオリジナルのアロマなどが購入できます。さて、2階のカフェへ。
白い壁にアンティーク家具。ほとんど自分たちで改装した店内は、造り込まれた感が無く温かみが感じられます。
しーんとした店内。凛とした朝の空気。モーニングは9時〜11時までで、1プレートデリ・パンブッフェ、スープ、ドリンク1,300円の1メニューのみ。ドリンクはホットコーヒーにしました。セルフで好きなパンを好きな分だけ選びます。
手前からチョコレートパン、炭パン、黒糖蒸しパンのようなパン、オニオンブレッド、バナナブレッド、クリームパン。どこか懐かしくほっとする味。
酢キャベツ、ポテトサラダ、ブロッコリーとアスパラのソテー、ソーセージ、キャロットラペ、ゆで卵、フルーツトースト、ミネストローネ。
1プレートデリは優しい味。メニュー表に詳細は記載されていないので、その日その日で変わるのだと思います。今日あるものでつくった、良い意味で、まかないで出てくるような力の抜けた一皿。こういうのが凄く自然に思える。
一定の質を提供する外食を続けるとなんか飽きてしまうけど、家のご飯って飽きないじゃないですか。それは毎日ブレがあるからなんだと思います。味が濃い日もあるし薄い日もあるし。あるものでぱぱっと作るような即興料理が出てきたり。恐らく、モーニングは季節、日毎に内容が変わるので、また伺っても飽きないと思います。
思わず長居してしまいそうな居心地の良さでしたが、隙間風が冷たくて食事を終えて移動しました。冬場は足が冷えない格好での訪問をおすすめします。お洒落系のお店に行くとなんか気疲れするんですが、ここは本当に居心地がよくて。お店も提供する食事も手作りだからかな。
食事を終え1階へ降りると、シルバさんが工房でパンをつくっていました。本職の洋服のデザインは勿論のこと、自らパンも焼くんですね。9時から提供するとなると3時から作業しないとならないそうです。パン屋の朝は本当に早い。朝早くから有難うございます。ご馳走様でした。
■店名:La vie a la Campagne (ラ・ヴィア・ラ・カンパーニュ)
■住所:東京都目黒区上目黒2-24-12
■電話:03-6412-7350
■営業時間:モーニング9:00- ランチ11:30- ティータイム15:00-
■定休日:水曜日、第1火曜日、第3火曜日
■HP:http://lateliermaisoncampagne.com/